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『街とその不確かな壁』村上春樹作 感想文
『街とその不確かな壁』を読んだので感想を書きます。ネタバレあり。
あらすじは、17の頃に激しい恋をした相手を忽然と失った主人公が、「街」から戻って後、中年になり、山あいの町にある図書館の館長として転職し、そこで元館長・読書する少年・コーヒーショップの女店長と出会い…というもの。
このノートでは、登場する場所や人がどんな意味を持つのか考えてみたいと思う。
エピソードはざっくりと記載するが、読了し
ゲルハルト・リヒター展
リヒター展に行ったので感想を書く。一番の感想としては、やりたいテーマが一貫してあり、アプローチの方法を変えながらずっとそれに向き合っている、というのも、それがすごくわかるというのも、めちゃくちゃよかった。
事前にググったとかで知ってたんだと思うけど、彼は「絵に何ができるのか」を実践する人らしい。それがすごくわかった。わかった気がしただけかもしれないけど。
観た順に書いてこうかな。順路がなかったのも
Miquel Barceló ミケル・バルセロ展
東京オペラシティアートギャラリーにミケルバルセロ展を見に行った。企画展に行く時はなるべく予習をするようにしているけど、当日の午前中とかにググろうかなとか考えていたら思ったより記事が出て来ず、手持ちの本にもめぼしい記載がなく、「自然からのインスピレーションの人」「画家と自称しているが制作物のジャンルにこだわらない人」という印象を持ったのみで向かうことになった。が、それでも十分楽しめる展示だった。
印
最近のよくある日曜日
8:00 目覚ましが鳴る
8:30 起床、身じたく
9:00 出発
9:30 テニス
11:30 移動
12:30 ラーメン屋に並ぶ
13:30 ラーメン食べる
14:30 帰宅、シャワー
15:00 コーヒーを淹れてたばこをすう
15:30 昼寝
17:30 移動
18:00 ビリヤード
20:00 移動
20:30 バー
23:30 移動、人と電話
24:00 帰宅
26:00 電話を切る
GENKYO 横尾忠則
GENKYO 横尾忠則展に行ってきたので感想を書く。
初日ということもあり比較的空いていた。やはり企画展は早く行くに限りますね。
今回の展示は、1Fと3F(そして少しだけ2F)に亘るようだった。「ようだった」と言うのも、実は1Fの半分ほどしか観れていない。
今回の展示はかなりの数の作品が並んでいる。そもそも1つ1つの作品が十分見応えがあるのと、自分がかなりじっくり観がちなスタイルというのと、展示
宮地達男 クロニクル
宮島達男 クロニクル を観覧してきたので感想を書く。
作者の用いる表現手段であるデジタル数字の世界であった。インスタレーション、作品、いろいろあったが、以下のことが総じていえると感じ、そこからどう意味を自分で認識できるかが個人的なポイントになると感じた。
デジタル数字というモチーフはそれだけに意味を見出すことが難しいと感じるが、作者としてデジタル数字に見出すテーマとして、『1~9の表示の繰り返し
J.D.サリンジャー著 村上春樹訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』
キャッチャーインザライ、を読んだので感想を書く。
その前にまず、よく邦訳として『ライ麦畑でつかまえて』というのが有名だけど、あれ完全に誤訳だろ。と思った。
こんなに完全な誤訳というのもなかなかお目にかからない。
最近の日本の小説しかほぼ読むことがなかったのに、ここ1年くらいで国内外問わず古典に興味が湧くようになった。ずっと愛されている作品ってどういうものなんだろうと知りたくなったんだと思う。
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