インタビューシリーズ「一生青春」Vol.2 〜写真・映像クリエイター yuhaさんの場合〜
インタビューシリーズ「一生青春」第2弾。
16歳の写真・映像クリエイター、yuhaさんにお話を聞かせていただきました。
16歳とは思えない程の度胸と行動力に驚かされました。
―宜しくお願いします。このインタビュー記事でやっていきたいこととしては、人生に悩める若者に自分らしい生き方をしてる人の考え方とか生き方を知ってもらって、一人でも多くの人が前向きに生きていけるサポートができたらと思っています。硬いインタビューではないので飾らず気軽に話してもらえたらなと思います。じゃあ最初に簡単な自己紹介をお願いします。
yuha:小学校中学校とずっとバスケに打ち込んできて、本当に活発で元気な子供でした。今もそれは変わらないですけど、高校は行かずに就職という形で保育園でアルバイトをしています。それで今色々と落ち着いてきた感じです。
―保育園でバイトし始めてからどれくらい経つんですか?
yuha:5ヶ月くらいですね。
―なるほど。5か月で仕事自体も慣れてきましたか?
yuha:そうですね。仕事も慣れて落ち着いてきて、これからまたどうしていこうかなみたいな段階なんですよね。
―ちなみに中学校を卒業して保育園で働くことにした理由って聞いてもいいですか?
yuha:仲が良かった友達で上京する子が多くて、私も上京するつもりだったんですけど、周りは夢がある子ばかりで私は夢がないまま上京してもなと思っていたらそのまますーっと高校行かずに友達から誘われて保育園が決まっちゃった感じです。特に子どもが好きだったからとかではなく。
―あ、そうだったんですね。子どもが好きで保育園で働いたのかと思っていたので意外です。
yuha:そうなんですよ。やってみようかなって。元々は居酒屋で友達が働いていたから行こうかなと思っていたんですけど、保育園の面接に行った時に引かれるものがすごくあって、私一目惚れとかすごくしやすいんですけど、なんでも惹かれたらやっちゃうタイプで。
―なるほど、直感みたいな感じですね。じゃあ特に高校行く行かないって決めてたわけではなくて自然な流れでそうなったみたいな感じですか?
yuha:そうですね。
―面白いですね。子供が好きで保育園で働き始めたのかと思ってましたけど、別にそこから始まったわけじゃないってことですもんね。
yuha:本当にそうなんですよ。ただ友達に誘われたからですね。でも今となっては子どもがもうかわいすぎて、もうバイトというより子どもに会いにいくみたいな感じになっていますね(笑)
―子どもは可愛いですもんね。話が戻るんですけど、最近仕事も落ち着いてきて今後どうしようかなって考えてるって言ってましたけど、 今のところこういう風にしたいみたいな大体のイメージとかってありますか?
yuha:特にないですね(笑)直感で生きているんで、引っ越したいと思ったら引っ越そうみたいな(笑)
―前に都会に憧れがあるって言ってましたよね。
yuha:そうなんですよ。自分が住んでるところが超田舎なんですよ。
―じゃあ、東京とか大阪みたいな都会に行って何をするかというより、まずはとにかく行ってみたいという感じなんですかね。
yuha:そうです。行って本当に色んな経験をしたいですね。
―今までの話で、ゆーはちゃんは直感を大切にしていたりとか色んな経験をしたいと思っているということが分かりました。そんな中でも、自分の人生で1番大切にしたいことや価値観を教えてもらえたら嬉しいです。友達を大事にしたいとか、家庭を築いて幸せに生きたいとか、自分が好きなことをやり続けたりとか、人それぞれあると思うんですけど。
yuha:あまり深く考えることがないですね。
―そうなんですね。でも僕もそうなんですけど、直感で動く人って刺激求める傾向があるのかなと思いますけどね。
yuha:それは本当にそうですね。
―その時々でいいなとかって魅力を感じたことを行動に移すってことはやっぱり刺激に敏感ということだと思うんですよね。ゆーはさんのお話を聞いていてなんとなくそんな感じがしました。
yuha:本当にそうですね。
―そこは僕も似ています(笑)今の質問と近いんですけど、ゆーはさんは何をしてる時が1番幸せですか?
yuha:やっぱ1番は友達と遊んでいる時ですね。遊んでる時は何も考えずに楽しめるんで。まだお酒を飲める歳ではないから、そういう遊び方はできないんですけど。
―そうか、まだお酒飲めるまで4年ぐらいありますもんね(笑)友達と過ごすとか、人と過ごすのが好きなんですね。
yuha:でもどちらかと言うと今までは1人が好きだったんですよ。例えば、移動教室とかトイレ行こうとか誘われても、面倒くさいからからやめてってはっきり言っちゃう。
―そうだったんですね(笑)。
yuha:教室でも片隅で本も読んでいるようなタイプだったんですけど、本当に最近ですね、1人が寂しいって感じるようになったのは。たぶん周りがどんどん高校で友達を作ったり、新しい環境に行っていなくなっちゃったりして友達と過ごすことの大切さを感じたんだと思います。
―それまでは周りに友達がいるのが当たり前だったから気づかなかったけどという感じですよね。
yuha:そうなんですよ。実際に友達がいなくなってしまったら、寂しいと感じるようになって、改めて人と過ごす素晴らしさを理解しました。
―なるほど、ありがとうございます。次は仕事の話になるんですけど、今は保育園で働いていると思うんですけど、将来的にはこんな仕事をメインにしていきたいみたいなものって何かあったりしますか?
yuha:今は中卒なので、やっぱり高校に行かなきゃなって思ってます。 今どういう仕事をしたいのかって聞かれた時に、これっていうものは出てこないんですけど、接客業は興味あります。
―なるほど。向いてそうですね。
yuha:色んな人に会って色々なことをしてみたい。
―若いからこれから何でもできますね。
yuha:私は1つのことに縛られるのがすごく苦手で、だからバイトも続かないと思うんですよ。
1つのことだけじゃなくて、本当に色んなことをやってみたいです。
―色んなことにチャレンジしてみるのはすごくいいと思います。色々やってみることで自分に合うものが見つかっていくと思います。
yuha:自分が何に向いているのか、何が好きなのか今はわからなくて。
―逆に16歳で明確にわかっていたらすごいですよ(笑)いまどんな仕事をしていきたいかって聞いたんですけど、例えば既にやりたいことが明確になっていてそれを仕事にしていくというパターンと、こういう感じで生きていきたいみたいなイメージが先にあってそれに合う仕事を探すというパターンがあると思っていて、ゆーはさんはどちらかと言うと、今この仕事をすると決めると言うよりは生き方ベースで仕事を決めていく方が向いているのかなと思ったりしました。
yuha:本当にそうだと思います。周りのフリーランスデザイナーやイラストレーターの皆さんは自分の趣味や好きなことを仕事にしてる人が多いんですけど、私は趣味を仕事にはしたくないと思っています。趣味を仕事にすると嫌な部分とかが見えてきて、純粋に趣味を楽しめなくなると思うんですよ。だから趣味を仕事にしている人はすごいなって思います。
―趣味や好きなことを仕事にするかどうかみたいな話は考え方がすごく分かれますね。ゆーはさんだったら写真とか動画が趣味なると思うんですけど、それを仕事にすることができたら単純に楽しそうと思ってしまうけど、あくまで仕事なので楽しいことばかりではないですもんね。
yuha:それは間違いないですね。あと、海外に留学してみたいって気持ちがすごくあります。
―いいですね。それは英語を勉強したいというよりかは、とりあえず海外に行ってみたいという感じですか?
yuha:そうですね。
―まさに直感タイプですね(笑)いいと思います、僕も直感派なんで。ゆーはさんは色んなことをした方がいいタイプな気がするので向いていると思います。
僕ごときが言えるようなことではないかもしれないですけど、 感性に従ってどんどん行動していく中で「これだ!」っていうものが見つかると思います。
yuha:それしか探っていく方法はないですよね。高校受験の時期に、「どんな大人になりたいか」とか、そういうことばっかり言われたんですけど、 その時に自分が定まってなくて精神的にかなり辛かった。でもいざ社会に出てみると、特に定まっていなくても全然問題なくやっていけています(笑)
―「どんな大人になりたいか」なんて無理やり決めるものでもないですからね。
yuha:本当にそうだと思う。
―休みの日とかは何してるんですか?
yuha:旅行に行ってます。
―1人で?
yuha:そうですね。本当に家にゴロゴロしてる時がないですね。2ヶ月に1回くらいで韓国に行ってるんですよ。
―え、すごい(笑)16歳が1人で韓国。なかなかないでしょ。韓国もそうですけど、1人で旅行に行って何することが多いですか?
Yuha:本当に黄昏ています。特に何かをするわけでもなくイヤホンつけてブラブラしています。周りの音に気をとられてしまうのが嫌なのでイヤホンは必須ですね。イヤホンとスマホと財布。この3点セットですね(笑)
―ということは、行く前にすごい計画立てて行くというよりも、その時の気分で行動する感じですか?
yuha:行きたくなったら行くし、本当にフットワークが軽いんですよ(笑)
―フットワーク軽い方が絶対人生楽しいですよ。でも16歳の女の子が1人で海外旅行ってなかなか聞かない。僕も1人で動くことは好きですけど、ゆーはさんの行動力は本当にすごいと思います。
yuha:ありがとうございます(笑)。わたし、夜の景色がとても好きでなので夜に外をブラブラするんですけど、やっぱり1人だったらすごい怖いですね。都会は特に。
―東京とかですか?
yuha:東京もそうですね。夜の街でキャッチとかスカウトが「来ませんか?」みたいなことを言ってくるのがめっちゃ怖くて、夜の街を実感しましたね。でもあの感じが人間の汚さが出てるというか。それを見ているのはすごく好きですね。人間って汚くていいんだって。
―夜の街は1番人間の本性が見える部分でもありますからね。ゆーはさんが20歳になって1人旅でお酒飲めるようになって、1人で居酒屋とかに行けるようになったらめっちゃ楽しいんだろうなと思います(笑)
yuha:確かに楽しそうですね(笑)大阪によく行くんですけど、お酒飲めないんでソフトドリンクしか飲まないですけど行く居酒屋があって。
―1人で行くんですか?
yuha:そうなんですよ。
―凄いな。肝が座ってますね(笑)
yuha:隣に座った外人さんとかと話したりもしてます。
―すごい。1人で居酒屋に行ってシラフで周りの外人とかと仲良くできるとなると、 多分ゆーはさんがお酒を飲める歳になったら色んな繋がりができていくと思います。最後に、インタビュー読んでくれている人に一言お願いします。
yuha:辛い時って何をしても辛いので、本当に時間が解決してくれるのを待つしかないと思ってます。難しいですけど、今はゆっくり我慢する時間と捉えて考えすぎないようにすることが大切なのかなと思います。
―間違いないですね。貴重なお話をありがとうございました。
インタビューをしての感想
yuhaさんのお話の中で特に印象的だったのは、「直感に従って圧倒的な行動力を発揮している」ということです。
私自身も直感的に意思決定をして行動することが多いので、とても共感できる部分が多かったですが、16歳という若さで1人で海外旅行に行ける程の度胸と行動力には圧倒されました。
何か行動を起こそうと思っても、なかなか一歩を踏み出せずにもどかしい思いをしている人はとても多いと思います。
その理由の多くに、「行動を起こす前から失敗やリスクを考えてしまう」ということがあるのではないでしょうか。
どれだけ考えても、行動しないとわからないことはとても多いと思っています。
yuhaさんは、「今自分がやりたいことが定まっていない」と言われていました。
やりたいことを無理に見つけようとする必要はないと私は思っています。
やりたいことは、日々色んなことを経験して生きていく中で自然と見つかるものだと思います。
行動することで新たに見えてくるものがあり、その発見がまた次の行動を生みます。
最初から大きく動く必要はありません。
ほんの少しでもいいので、一歩を踏み出してみてください。
きっと毎日が楽しくなるはずです。
次回は、お笑い芸人志望のうっちーさんのお話です。
〈前回のインタビュー記事〉
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?