⑲結婚式の友人代表スピーチを頼まれた話。
おはようございます。
昨日、高校からの友人が地元に帰って来ていたので、久しぶりに一緒にサッカーをし、近くのスーパー銭湯でゆったりと時間を過ごしました。
基本的に、最近は誰とも連絡を取らず、ほぼ引きこもり生活をしており、家族以外の外部や社会とほぼ接触をしていないので、久しぶりに人と交流する機会でした。
人と話すことに抵抗があるわけではないですが、会う前は少なからず不安というか緊張のようなものが心のうちにあったように思います。
いざ会うと、なんともなく、すぐに慣れました。
日中の炎天下の中、時折休憩をはさみながら、サッカーをしました。
誰かとボールを蹴るということも久しぶりだったので、また違った新鮮さを感じました。
2時間後、近所の馴染みのスーパー銭湯に行き、ご飯を食べ、どっぷりを銭湯でリラックスしました。
その友人とも話すのが久しぶりだったので、お互い積もる話がたくさんあったようで、時間は一瞬にして過ぎていったように思います。
まともに長時間しゃべるという行為自体が最近はなかなかないので、終盤は声がかれてしまいました。
仕事の話、将来の話、親の話、サッカーの話、結婚の話、高校時代の話、友達の話、生活の話などなど、僕が聞きたかったことも含めありとあらゆることを話しました。
そして、最後の方に、
「結婚式の友人スピーチをお前にやってくれへんかと思っている」
と言われました。
結婚することはすでに聞いており、結婚式の話も聞いてましたが、この大役を打診されたのには驚きました。
こんな自分でいいのか?とまず最初に思いました。
(「彼にとっての晴れ舞台で、仕事もしておらずほぼ引きこもり生活をしている社会的最底辺人間の僕がこんな役を受けてもいいのか?」)
と自問自答しましたが、
「光栄やし、謹んでお引き受けするわ。」
と次の瞬間には快諾していました。
彼から依頼されて、正直に嬉しかったし、
「選んでくれたということはそれなりに話せるという風に思ってもらえて、期待されてるということやし、それはめちゃくちゃ有り難い事やな、頑張ろっ」
と思いました。
ただ、6月くらいに彼の他の友人たちには、結婚するから結婚式に参列してほしいという連絡をしていたみたいですが、その時点で僕の所にはなにも連絡が来ていませんでした。
共通の友人経由で、彼が結婚式を挙げるという話を聞いていたので、
「あれ、俺呼ばれてへんな」
となんか謎に残念な気持ちになっていました。
でも話を聞くと、ずっと調子の悪かった僕を見かねて、結婚式に呼ぼうかどうか憂慮していたみたいでした。
病んでるときはたしかに人にあいたくないし、特に結婚式とかはなかなか刺激が強い。ただ誘ってもらったということや友人の晴れの舞台ということで、無理をして参加するのだが、たいがいその反動がきて、苦しくなるという循環がありました。
そんなこと考えてくれてたんや、、って少しじわっと心に染みるものがあって、より一層有難味が増したし、その友人のためにできることなら全力を尽くしたいと思えました。
あと、時間に余裕を持たしてスピーチのお願いをしてくれるところも有り難いなと思いました。
2年前ほどに、初めて友人の結婚式に参列した事がありました。
その後の二次会で、スピーチの10分前に急に5分くらいのスピーチをお願いされて、えげつないくらい焦って緊張した事がありました。非常にありがたい事だと思いましたが、当時の自分もなかなかメンタルがやられている時期で、誰にも会いたくないので、そもそも結婚式に行こうかどうかギリギリまで悩んでいたような始末でした。
その中での無茶ぶりともいえる展開に、脇汗と額汗が太平洋並みの大海と化して、心の奥底から震えていました。
「こんな状態でできるのか、急にしゃべれなくなってへまするんちゃうか」
と心の中でぐるぐるしていました。
それでも、もう10分後なので、とりあえずペンを借りて、急ピッチで、ナプキンに何を話そうかを大まかに書きなぐって、頭の中でシュミレーションしまくったのを今でも思い出します。
正直、その新郎とは個人的に仲が良かったとは言いがたいのですが、高校3年生の最後の大会までともに切磋琢磨した戦友のような感じで、(僕の通っていた高校は進学校だったので、ほとんどの高校3年生は夏のインターハイで受験勉強のために引退をする。この新郎と僕を含め、最後まで残ったのは18人中3人だった。)幸いにも高校サッカー部時代のエピソードが残っており、それを軸に話しました。
結果として、それなりにウケも取ることができたし、周りの友人からも面白かったといってもらう事が出来ました。自分でも思ったより、上手くまとめることができたし、やりきれてよかったとホッと胸をなでおろした記憶があります。
ということがあったので、晴れの場での急なスピーチ依頼は本当にやめてほしいと思っていたので、事前に時間に余裕を持たしてお願いをしてくれた友人には感謝しています。
家族にもお世話になっており、本当にいろんなエピソードがあるので、どんな話をしようかなと考えるのが少し楽しいです。
新型コロナの影響で、実際に開催されるのかどうかはさだかではありませんが、あまり気構えずに、ちんたらと散歩をしながら想いと考えを巡らして、徐々に作りあがっていけばいいと思います。
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