86.オトナな対応

こんばんは。


試合から一日が経って、なんか虐待受けた後みたいな傷が所々残っている。

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サッカーってこんなんなるスポーツやったっけ?

まいいや。



今日は、昨日の試合での考えさせられたことについて書いていきたい。

それは、昨日の試合の後半に起きた出来事だった。
味方のDFが浮いたルーズボールを頭で処理しようとしたときに、相手のオーバーヘッドキックがもろに顔面に入って、地面に倒れた。頭部への衝撃なので、一歩間違えれば命にも関わるプレーだった。

その瞬間に、周りのみんなが「それはアカンやろっ!」「カードやろっ!」と審判に主張していた。僕も、その光景を見た瞬間に、「それは、赤やろっ!」と審判に向かって叫んでいた。自分としては感情的にならないように努めていたが、その瞬間は強めに言葉が出てきてしまった。
ただ、誰もが審判への主張とオーバーヘッドキックをした選手への憤りを声高に叫ぶ中で、一人だけサッと倒れた味方DFに駆け寄って声をかけている人がいた。

その行動を見た瞬間に、我に返って、自分の思慮のない行動に情けなさを感じた。
その人は、審判のジャッジや相手選手のファールに対しての主張よりも先に、倒れた味方DFを気にかけ、即座に駆け寄っていた。(DFの処置が落ち着いた後は、審判に詰め寄って、ジャッジの不服を申し立てていたが、僕がここで言いたいのは、倒れた選手の心配→審判への主張という順序の話。)
一方で、自分はファールをされた味方DF(救急車で搬送されたが、幸いにも大事には至らなかったようだ。)の状態はまったく気に掛けず、ファールをした相手選手への処罰に意識が向いていた。
試合に集中していた、ゲーム展開を意識していたといえば聞こえがいいが、その前に人として適切な行動ではなかったと思った。
その人は、30代の方で、正反対のサイドにいた。
すぐに倒れた味方DFに駆け寄る姿を見て、
「嗚呼、俺は何をしてるんや、感情的になって大切なコトできてない。」
と即座に動けなかった自分を恥じた。と同時にその先輩の姿が素直にカッコいいなと思った。


最近は、試合をする選手である前に、一人の人間としてどうあるかがまず大事だと思うようになったが、あの現場では自分の信念とは違った行動をした。そのことを情けなく思うし、まだまだ未熟だなと痛感させられた。一方で、咄嗟の行動であるべき姿を示してくれた先輩がチームメイトにいることを誇りに思うし、非常に有り難いことだと思う。

ボルテージが上がって荒れた試合展開だったこともあり、なかなか適切な行動を取るのが難しかった。ただそんな中でも、人として冷静に正しい行動をする人をみて、オトナな対応だなと思った。僕もそんな人になりたいと思った。



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