私が身につけたい教養の姿
瀧本さんの武器としての決断思考を以前よみ、論理的にものを考えること
自己判断をする際の指標や基準をどう身につけていくのかを学んだ。
それを基本とし、教養をどのように身につけていくのか、さらには大まかな道筋をいくつもの書籍から示されているもので、瀧本さんの脳内をやや垣間見ることができるように感じる。
ここ3ヶ月ほど読書に時間を割いているが、どうも身になっていないのではないか、筆者の意図をほとんど汲み取れていないのではないかと思うようになっていた。もちろん正解などはないことはわかっているが、時間とお金と労力を割くのであれば少なくとも読書を通じて前に進めるような自分でありたいと願う。それを手引きしてくれる一冊であると思う。
あらゆるジャンル、年代の書籍を比較検討する筆者の反論の切り口は的確で無駄がなく、痛快とも言える。だが、筆者にしてみればそれで終わっていては、自身の論理的思考も身につかないと嘆かれるだろう。章ごとに10冊以上の本が紹介されているので、それをきっかけに新たに世界を広げていきたいと思う。