6月12日(日)ニセコクラシック150km
いよいよ、ずっと楽しみにしていたニセコクラシックの日。
レース前夜特有の高ぶりで、なかなか寝付けなかったけど5時間くらいは寝られて3時半起床。すぐに前日に買った朝飯でおにぎり4個とパン1つを頬張った。(このために前夜は19時には食べ終わった。)
もぞもぞと準備して、ありがたいことにメディアで入るNOBさんの車に同乗して会場入り。おかげで厚着で移動できた。
5時過ぎに会場に着くとGOCHIのりょうさんとおーにしさんがすでに並んでいたのでその近くに自転車を置けた。2列目くらい。
おかげでリラックスして過ごせてありがたかった。こんな辺鄙な土地で知ってる顔がいるだけで安心する。
気温も風も冷たかったけど、レース時間の後半は暑く感じられそうだったので真夏スタイルで行くことにした。(アームカバー持ってきてなかっただけ。笑)
あっという間に1時間過ぎてレーススタート。パレード区間でもなるべく位置を落とさないように位置どり。おはさい仲間のぱやおさんや、しもいで君もここでご挨拶。
ウェーブスタートした全年代が合流したところで登りからリアルスタート。
序盤にしては思ってたより上がるなぁと思ったけど、十分に余裕を感じるペースだった。
この登りからの下りがコースの中では比較的狭い上に急なため、なるべく先頭付近で入りたかったため位置どりし、無事前方でダウンヒル開始。
広く使えるためコーナーも問題なくこなせて、なんとか鬼門を通過。下りきりの左ヘアピンで、真横で落車が起きてヒヤヒヤした。
▼ここのカーブ、怖いのでアウトを位置取った。
ここからは一つ目の長い上りであるパノラマラインへのアプローチのアップダウン。強度も上がらなかったため、下りのところで少しずつ前に移動した。
鬼門のパノラマラインへ。今年はここで一気に上げるんじゃないかと予想していたけど、そうはならず想定よりマイルドなペースで淡々と登って行った。
KOM手前でTOMKATさんのアタックを皮切りにペースアップは起きたけど、KOM狙いでない面々は静観。ここに乗った。
KOMを超えてもまだ上りは続く(KOMとは)のは知っていたので、気を抜かずに登りを消化してながーい下りへ。
頭一つ下げるだけで随分速度が変わるのを再認識した。5番手以内くらいで下りを無事通過。
ここからの平坦は集団もリラックスムードのサイクリングに。天気もよかったので景色を堪能できた。
動きがあったのは平坦終わりのアップダウン区間。高岡さんのアタックを皮切りに集団がペースアップ。そこから高岡さん含む3人が逃げる形に。集団は30秒?くらいの差を保ちながら区間を消化していたけど、徐々に離れていくのを感じて吸収に動き出した。自分もなるべくこの吸収のローテには参加したけど、あまりうまく回せなかったな、、ごめんなさい。
ラスト40kmの、3段坂手前で吸収できて振り出しに。3段坂を後方で入るのは避けたかったので集団前方をキープした。
鬼門の登りの”新見”が近づき、身構える。ここを耐えられるかでリザルトが大きく変わるからだ。
ここでたまたま集団からRX奥田さんと抜け出す形になったので、登りを単独で入って序盤のカチ上げに巻き込まれないようにしようとペースを少しあげてから、登り手前で補給を入れる。
これが余計で、、結局ギャップが埋まってしまい登りに突入。
GOCHIのりょうさんが抜け出したのを一瞬集団が見送ろうとした?と自分は思ってしまい、今一度補給を入れようとしたタイミングで集団が一気にペースアップ。
またも余計なことをしてしまった、、完全に乗り遅れて、番手を一気に下げて登る形に。ズルズルと遅れてしまい、微妙な感覚を保ったまま5分程度粘ったものの、緩斜面までに集団に入り込めなかったのでここで詰み。
どんどん離れてしまった。
ただ、このペースなら前から溢れる人もいるのではと期待して、諦めずにペースを刻んで登る。徐々に足のあうグルペットができて、前から溢れる人も少しずつ吸収して行った。
練習仲間のぱやおさんに、中には山の神の森本さんや筧五郎さんも。
10人程度のグルペットでこの登りを消化。前には20人くらいの集団も見えており、これを吸収してラストに掛けようかという動き。
この時点でまだもう一本で登りで踏む力は残っていると感じられた。少なくとも次の黄金温泉の登りで前の集団を吸収して、登りでアドバンテージを得る期待が持てた。
いざダウンヒル。ここは農道も通るため道が悪い、、というのは試走で念押ししたはずだったんだがこの時は忘れてしまっていた。それくらいには余裕がなかったか。
農道の直線で速度の乗ったその時、、”ガンっ!!”といういやーな音が明らかに自分の自転車から聞こえた。
自分では何が起きた方認識に戸惑っていたところ、”パンクしてるよ!”と筧五郎さんに教えてもらった。その先には急なコーナーが待っていたため、本当に危なかった。
ここでレース終了。
なんと同じタイミングでYurifit小橋さんもパンク。自分が踏んだと思われる石?が小橋さんのタイヤに当たった様子。自分の注意不足で、本当に申し訳ない。。
晴れ渡る青空の下、虫の鳴き声を聞きながら回収車を2人で待った。同業者なので、ずっとフィッティングの話をしていてそれはそれで面白く、直前までレースをしていたことを忘れるほど。
道の脇でたくさんの選手を見届けてから、回収車で最後尾の選手を見守り、結局会場に着いたのは12時ごろ。
なんというか悔しいというか情けないというか、、”あそこでこうしてれば、、”という考えばかりぐるぐるしていた。
”パンクでDNFです”と伝えるあのやるせなさ。
今回のパンクは不運とかでなく、自分の注意力の問題と思う。それくらい疲弊していたとも言えるけど、そうならないようにそこまでの体力のマネジメントを見直さないといけない。
途中から自分としてはとても調子が良いように感じられたために、かえって調子に乗り無駄な動きが多かったとも思う。前にいないと見れる動きも見れないけど、引き際を見極めるのも大事なのだろう。
ロードレースは難しい。。
とはいえニセコクラシックのコースは上りが比較的得意な自分にはとても楽しいコースだった!加えて最高の景色の連続。(見る余裕はあまりないけど)走りごたえは抜群なので、是非とも来年も出たいと今すでにモチベが上がっている。
脚をつけるトレーニングはもちろんのこと、経験を積んでレース勘を磨いて来年のニセコに臨みたい。
レース後は妻と合流!パンクは残念だけど、転ばずに無事に会えて本当によかった。
あと2日ほど北海道を満喫して帰ります。
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