今日も風が心地よい
今日は朝からスタバでiPodの本体を忘れるは、ランニング中に思いっきりつまづくは、とすでに散々な日々です。
さらにこれから押し寄せる仕事の難題や母の病気、妻との確執を考えると、ダウナーな気持ちにならざるを得ません。
そんな朝でも、わたしの北側の部屋からは涼しい風が入ってきます。ランニング後の火照った体を適度に冷やしてくれる風。
これにあたっていると不思議と「まあそんな日もあるかな」という気持ちになりますね。
人から「なにをしているときがしあわせ?」
と聞かれたらみなさんなんて答えるでしょうか。
わたしは「心地よい風に当たっているとき」と答えるでしょう。
ほんと風に当たるのが好きなんですよね。それがいちばんしあわせと言っても過言ではありません。
もちろん親しい人と笑い合うことも好きですし、仕事でほめられることも好きですし、高い買い物をすることも好きです。
でもまあ風にはかないません。
結局、この歳になってわかったことは人の価値観なんてほんと千差万別なんだなとのこと。100人いたら100通りの価値観があって、なにひとつ同じものなんてないんですよね。
でもけっこう多くの人が一方向の価値観をしあわせだと信じて、自身のしあわせを問うことなく過ごしている気がします。
いや、それはそれでいいと思います。いまだに私もそちらのほうがよかったのではとの迷いもありますし、正解も不正解もありませんよね。
思えば20代のころ高校時代からの友人が「のんびり牧歌的に暮らしたいなー」っていつも言っていて、私には理解できませんでした。
彼にはすごく理数系の才能があったので、その点においては「なんてつまらない」「もったいない」と思っていたり、実際に面と向かって言っていたりしましたね。
そして自分は周りの上司たちのように、外資系企業を渡り歩いて稼いで成功してやるって思ってました。
しかし今思うとその「牧歌的な価値観」があっていたのは本当は自分であって、まったく見当違いだったなあなんて思います。
というかもう少し自分のことが早くわかればなあなんて思いもあります。
でもまあ、この価値観でいられるのも夫婦共働きで子どもがいないという状況だからかもしれません。養うべき人がいたら価値観なんて戯言なのかもしれませんし。
といいつつ、やはり風がここちよくて仕方がありません。どこか心地よい風のある街があればそこに住みたいと思います。
自分の中では1度の風が1回の感動なので、そんなところに住んだら1日100回感動できるでしょうね。
うわーーー楽しみです。いろんなところに行って風に吹かれたいと思います。いまはだれがどうとか関係なく、経済的なバランスを見ながら、自分が心地よいと思える方向を目指したいと思います。