チャンスは一度きり〜掴める人と掴めない人の差〜
昨日、父と話していて懐かしい出来事を
思い出しました。
約5年半前くらいでしょうか。
当時、大学4回生で就活真っ只中だったときの
お話です。
地方学生だったものですから、就活は何度か
東京に足を運びました。
現在働いている生命保険会社の面接も一次面接
から四次面接まですべて東京に1回1回往復
飛行機で行きました。
当時はLCCもあまり飛んでいませんでしたので、
就活の急な面接に合わせるにはANAなどの
高価な飛行機を取らねばならず、なかなかお財布
事情がよくない学生にとっては厳しく、就活費
として両親に金銭的な援助をいただいていました。
たぶんこの4回だけで20万くらいかかったと
思います。父さん母さんありがとう。
現在働いている会社の一次面接が終わり、
トンボ帰りで愛媛の松山空港に着陸して
機内モードを解除した瞬間、一通のメールが
届いていました。
「一次選考通過」
メールにはこう書いていました。
正直、嬉しさと共に訪れた感情として、
「何でこんな早いの?」となりました。笑
しかもそこには、
「二次面接は明日○時もしくは○日(1ヶ月後)」
と書いてあるのです。
いま飛行機で帰ってきたばっかりなんだけど。
慣れない就活と飛行機での往復での疲労で、
「明日の面接は無理だ、流石に間に合わない、次の1ヶ月後の面接を受けよう」
そう父にも伝えました。
父が放った言葉は、
「○○(会社名)に入りたいのか?入りたくないのか?」
そう言われました。
私はこの会社が第一希望だったので、
「もちろん入りたいけど明日やし」と答えると、
「入りたいなら今すぐチケット取れ」
そう言われました。
今日の明日なので、飛行機の残席も
ビジネスクラスが「残り1席」空いているだけ。
ドラマかよって思いました。笑
航空券の金額はたしか10万円近くだったと
記憶しています…
その金額を見てやっぱり次回にすると言うと、
「いいから今すぐ取れ」と再度言われ、
明日の航空券を取り、また次の日も東京まで
往復飛行機で行きました。
お陰で無事二次面接も通過し、その後の面接
にも進むことができ、今の会社に入社すること
ができました。
第一希望の会社に就活において初めての
内定電話をもらい、当時涙したのを今でも
覚えています。
この時の父の「今すぐチケット取れ」という
言葉に背中を押されなければ、私は今この会社に
入社できていなかったと思います。
このようなことがあったことを、昨日父と
話になりました。
ここで思ったことは、
チャンスは一度きり。
それをチャンスと認識して、掴みにいけるかどうか
そして、最後は「覚悟」と「決断」
二次面接に進めることはチャンスと認識しても、
色々な障壁があり、掴みにいくことを諦めた
自分に対し、父の言葉で掴みにいくことが
出来ました。
この一度しか舞いこんでこないチャンスを
しっかり掴みにいくためには、
そのチャンスの先にあることを本当に
やりたいかどうかを考え、
やりたいのであれば、どんな障壁があろうと
どんな代償を負おうと、
どんな手を使ってでも「自分から掴みにいく」
そして、覚悟をして腹を括る。決断する。
ということが大切だと学びました。
チャンスは待ったなしです。
何度も向こうから掴ませてくれるものでは
ありません。
そのため、その一度のチャンスに執着し、
「自分から」動かなければなりません。
私は結果的に父のお金という甘えた荒技で
チケットを買い、内定を掴みました。笑
でも、これが「どんな手を使っても」
ということです。
やりたいことなら、チャンスは見送っては
いけないとこの時強く学びました。
野球であれば三振まで見逃しは3回ですが、
チャンスは1回の見逃しでバッターアウトです。
また、この「残り1席」というのも「運」が
良かったと思います。
「運」については過去記事でも記載している
ため、ご参考ください。
これからもチャンスが到来した時は、
その先を見据えて「自分から」しっかり
どんな手を使っても掴みに行きたいと思います。
どんな手というのは人を不幸にするものや
法を破るものは除きます。そこはさすがに。笑
それでは。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?