緑凪Loverへ向けたお手紙
これは、緑凪を好きでいてくれている方へ向けたラブレターです
ネイルチップを購入してくださったお客様とお話していたら、緑凪を知ったきっかけについて話してくれた
なんと、その方のお友達からのおすすめということだった !
すごいなあ
ローカルな会話で"緑凪"というワードが出ていて、そこからアクセスした方がいる ということだもんなあ
インターネットでお店を構えるということは、お客様の顔は見えないしどんな服装でどんな人柄なのかもオーダーを受けたタイミングでは分からないということ。
オーダーを受ける時も、minneの備考欄に必要事項が記載されていれば制作に入れるので、会話という会話は無いことの方が多い。
お客様と直接言葉を交わすことができるのは、購入またはお届けの際のメッセージかもしくはminneのレビュー、それかTwitter・Instagramのリプライ等といったところだ。
対面のお店なら、もっとお話できるのにな。
そんな少ない機会でも、緑凪のことを好きだと言ってくれた方々のメッセージは私の心にきらきらと響く宝物になって埋め込まれています。
そしてそのような言葉をいただく度に、もっと作りたい・もっとあらゆる面で上手くなりたい衝動が湧いてきます。
ありがとう以上の言葉があればいいのにと思いながら、その時その時の熱量を持った気持ちを言葉にしているのでついつい装飾多めな言葉になってしまいます。
緑凪を始めなかったら出会えなかった人、貰えなかった言葉や応援。
11月は、これまでの比でない程ご注文をいただけて、素敵な出会いが多かった1ヶ月でした。
個人的な話だが、私は正直に話すことが苦手だった。
毎回嘘を吐いているというわけではない。
例えば、趣味を尋ねられたときに、本当は美術館へ行ったり、詩や絵を創ったり、読書をしたりするのが好きなのに、それを素直に相手に伝えることに苦手意識がある。
このような趣味はお高くとまってる風にみられることがあるし、私には分からないや😅という反応がきたらと思うと怖いから。
緑凪を始めたての頃、ツイートに絵文字をたくさん使って好かれようとしていた (笑)
見てくれた人が取っ付きやすいように話さないといけないと思っていたから。
戦略としてはアリなのかもしれないけれど、本当にやりたいと思うsns運用はそうではなかった。
他の作家さんと相互フォローしたいわけではなかった。
そもそも"緑凪"というのも、共感されるだろうなという算段があったわけでは全くない。
どうせやるなら1回くらいは自分に正直になってやってみよう。方向転換は後でいくらでもできるし。という心意気で始めたと思う。
"心の凪"が1人でも多くの人に伝わって欲しいと思う反面、全ての人に共感できるような普遍的な概念でもないだろうという直感もある。
それを感じ、 良いと思ってくれる人へ向けたブランドである。
このときの「どうせなら」が、私に変化をもたらした。
緑凪は、私の弱さや至らなさを含めて100%妥協しないで営んでいる。
私の詩や考え方が受け付けない人もいると思う。
そもそも1ハンドメイド作家がnoteに考えを垂れ流すのはどうなんだろうとか、急に短歌をツイートするのは何なんだろうとかアカウントを分けた方がいいんじゃないかとかそういうことを思う人もいるだろう。
ネイルチップのデザインが好きでも詩の内容に嫌悪感があったり私の人間性を晒したりしていることが原因で機会損失に繋がっていることもあるかもしれない。
でも、そこはもういいんだ。
心を開いて、受け入れてくれる人達がいることを知れたからいいのです。
緑凪を好きと言ってくれる方、あなたのおかげで私はのびのびと創作ができ、言葉を紡げるようになりましたよ。
本当にありがとうございます。
そして、緑凪の成長は、自分の趣味を他人に素直に言えなかった私の突破口としてだんだん機能し始めました。
まず最初に自ら心を開いて全てを明かしたから、緑凪の世界観が好きと言ってくれる人が表れた。
このときの嬉しさは計り知れない。
これは人に好かれるかな?引かれないかな?と考えていた臆病な自分はだんだん薄まってきた。
自分の感性の殻に閉じこもって孤独だった私に必要だったのは、傷つく勇気を持って感性を世に吹く風にあてることだった。
傷つく勇気を持つというのは、要は自己肯定感と密接に関わっている気がしている。
そして自己肯定感は、他者からの肯定によって育まれると考えている。
私の創作物を全肯定してくれた友人には本当に感謝しています。
その方がいなければ緑凪の今の姿はありません。
緑凪にはありがたいことにファンがついてくれていています。
私はあなたにメッセージやリプライや購入後のレビューで肯定してもらったおかげで今日も明日も自分が良いな、好きだな、と思えるものづくりができます。
毎日高揚して、楽しいです。
これが緑凪始めてよかったなと思うわけです。