仕事がんばってから休職開始までの日記

仕事を頑張りすぎてしまって、気付いたら休職していた。


きっかけ

仕事を頑張りすぎた。ベタな理由である。

ちいさなIT企業へ転職して数年。社内で信用をコツコツと積み重ねた成果か、あるプロジェクトのリーダー打診があった。リーダー経験はないが、社内でサポートもあるとのことで安心して快諾した。フルリモートかつ、明確な終了日が決定していないプロジェクトだった。

実際に業務を行ってみたところ、予想以上にやることが多かった。最終決定責任を伴う交渉、説明、利益管理等はほぼ初心者のため手探り状態であり、なおかつ小さなことをチームメンバーへ頼ることができなかった。

やる気だけはあったので、残業 + 土日出勤をずっと繰り返していた。「人に頼まなくても、自分一人である程度やっていける」と勘違いし、仕事を抱えて走り続けていた。

少しずつ変になった

第一段階

憂鬱感が取れなくなってきた。くわえて、寝れなくなってきた。ずっと仕事のことを考え続けているから、頭がフル回転状態のまま寝床についていたことが原因だろう。

どうやって解決しようかと思っていたところ、お酒を飲むと良さそうであることを知った。お酒を飲むことで憂鬱感はごまかせる気がしたし、眠れた。「お酒ってすごいな、嫌なことを全て流してくれるなぁ」と感心していた。

第二段階

当時リモートワークをしていたが、家で起床しパソコンをあけると家が嫌いになりそうだと直感的に感じ、オフィスへ出社するようになった。出社は正直しんどかったものの、「家は嫌なこと(仕事)をしなくていいんだ」と思えて少し気が楽になった。

一瞬これで落ち着いたかと思いきや、家へ帰宅すると涙が止まらなくなった。「仕事が嫌だ」と思うと涙が止まらず、「誰かに”仕事、休んでいいよ”って言って欲しい」と思っていた。
だったら休めばいいのに、「私が休むとプロジェクトのメンバーが困ってしまう」という責任感(?)が顔を出してきて、休めなかった。

※ちなみにこの頃から、会社に自分の状態を相談していた。

第三段階

朝起きてから仕事が頭をよぎり、「仕事が嫌だ」と思って涙が止まらなくなり、身体も動かなくなった。ただし責任感(?)が「仕事だよ」と声をかけるので、泣きながら支度して出勤していた。気分は朝から最悪でどんよりしていた。

この頃から、頭の回転が明らかに悪くなった。
プロジェクトメンバーからエスカレーションされた内容を覚えられない。判断を迫られて、以前ならすぐ決めていたことも、数分考えてやっと結論を出す状態。何かしようとしても、ボーッとしてしまい作業が進まない。

責務を果たせないとようやく諦めがついた日、会社とプロジェクトの主要メンバーへ相談し、休みへ入ることとした。この時点では「一週間くらい休めば状態がよくなるかな?」と思っており、有給を消化し休んでいた。

休んだ直後

ひたすら寝た

眠くて眠くて仕方なかったため、ずっと寝ていた。

寝つづけたらほんの少し冷静になり、「休んでから再度復帰したとして、働けるのかな?」と自問自答したものの、全く自信がなかった。一度精神のプロに状態を見てもらうかぁ、と思い精神科へ予約を入れて、また寝た。

精神科でうつ診断

予約した日、精神科へ行った。思ったよりきれいな場所で、人がそこそこいた。「結構病んでる人多いんだな」と少し安心した。

医者には、うつ病のため休職した方が良いと言われた。
あ、そうなんだ。これで有給使わずに休めるんだな、とほっとした。

(余談:診断後に精神科通院は通常の住宅ローン審査通過が厳しくなることを知り、当分賃貸だな〜と覚悟した)

休職開始の相談

会社と面談を設定して状況を伝えた。
休職を承諾してもらい、リーダーは別のメンバーへ正式交代することで話が決着した。

仕事のことをまったく考えなくても良い日々がはじまった。

ここから先は書く元気がでたらまた記載します。

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