三交代の話
病棟看護師は大体シフト制で働いている。誰かが日勤をすれば誰かが夜勤をしなければいけない。最近は2交代制のところが多いようだが、私の病棟は未だに3交代制である。
2交代制は朝から夕方までの日勤シフトと夕方から翌日の朝までの夜勤シフトで稼働している。例えば3日間日勤をした後、4日目は夜勤、5日目の朝まで働いて翌日、翌々日は休み。などである。夜勤の時間は長いものの仮眠時間があり、明けの翌日はほぼ休みになることが多いため全体として休みが多く感じるらしい。
らしい。と書いているのは私が2交代で働いたことがないからだ。
私の病棟は3交代制を採用している。わかりやすく説明すると、朝から夕方まで働く日勤、夕方から深夜まで働く準夜勤、深夜から朝まで働く深夜勤とに分かれる。三交代制のいいところは家を空ける時間が短くて済むところだ。小学生などの子を持つママさん看護師には意外と人気な勤務形態らしい。
だが弊害もある。例えば4日間の勤務が日勤、深夜勤、準夜勤、日勤となることが結構ある。これはどういうことか、私の例で解説すると
一日目、朝起きて出勤、日勤のシフトを働く。夕方になり定時で仕事を終えることができれば良いが、残業することもある。帰宅しご飯を食べ風呂に入り早々に横になる。横になるだけで寝られないことが多いが、少しでも横になっていないとまた8時間も働くことは困難である。日付を跨ぐ少し前に起きて出勤の準備をする。この時の体が「これからまた働くのはおかしくない??」と言っているのがよくわかる。二日目0時過ぎに出勤し深夜から朝まで働き退勤。その後は家で寝る。ぐっすり寝ようとするがあまり満足いく睡眠は取れないことが多い。なんとなく寝たりだらだらして二日目は終了。三日目は夕方から出勤し深夜1時まで働く。そして家に帰り5時間ほど寝たらまた朝から夕方まで働く。これが四日目。
夜勤手当がつくんだから文句言うなと言われるかもしれないが、正直ずっとこの働き方はできない。明らかに体に悪いと思う。それでも40代、50代で同じように働いている職場のお姉様方を見ていると本当に頭が上がらない。
世の中では限界社畜の方たちがこれよりもっと辛い働き方をされているのだろうか。お互い業務改善されるといいですね。