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【イタリア滞在#11】バルサミコ酢って...!?エミリア=ロマーニャ州への旅2

前回パルミジャーノレッジャーノの記事を書いてから、2ヶ月が経ってしまいました….
日本に戻っています。
たった2ヶ月前のことなのに、遠い日の思い出のような….

あれから、日々の生活・試験勉強に追われ(ということにしておこう)、落ち着いて文章を書く時間もなく。そうですね、試験勉強に追われていたのは本当です。
何の試験か、って?
イタリアワインソムリエの資格です。
机に向かう時は、勉強する時でした💨

さて、そんなわけで
ライブ感は無くなってしまい残念なのですが
一つひとつ思い出して記そうと思います。

エミリア=ロマーニャ州への小旅行
パルミジャーノ・レッジャーノ工場の後は
モデナの街を少し散策&ランチして
バルサミコ酢工場へ。

のどかな風景が広がります。
バルサミコ酢となるブドウ。ランブルスコ。

アチェートバルサミコ酢IGPは、
加熱した果汁にワインビネガーを加えます。
一方で、DOPであるトラディショナルバルサミコは17時間温めたモストのみ。温めるとキャラメルのようになるのです。こちらは培養酵母は使えないとか。樽は最低5種類使用するのだそう。

新しい樽、古い樽、様々です。

バルサミコ酢も、ワインのように点数をつけて
評価されます。

シビアに点数出ちゃうのね~

12年熟成で、見事229点超えたものは
赤色のキャップへ
25年熟成され、これまた見事255点超えたものは
金色のキャップとなるそうです。

私が試食したのは、5年もの、7年もの、8年もの、
そしてなんと
25年、32年ものまで!

私、知らなかったのです。
今まで日本で使っていたバルサミコ酢と
全然違う …..‼‼
酸味がまろやか、どころか、ない。
もはや黒蜜のような。
デザートです。
チーズと頂いたり、バニラアイスにかけたり、
良いのではないでしょうか。

そして、生産者さんは言いました。
イタリア現地でさえも。
「スーパーで売られてるものは、
あれはバルサミコ酢ではない。」
😱😱😱😱😱

まーね。
確かに、現地スーパーで購入して、野菜にかけていたようなものは、完全に「ビネガー」でした。
ワタクシ、バルサミコ酢なるものを
初めて知りましたよ。。。

こちらはなんと、70年以上熟成。
なかには100年近いものも。
しっかりと香りを嗅がせて頂きました。
超超高級バルサミコ酢たち。

バルサミコ酢の奥の深さを体験し、
感激しながら工場をあとに。

そして、エミリア=ロマーニャ州といえば
ランブルスコ🍇ですね。

cleto chiarliワイナリー

1860年設立5代目
スーパーなどに流通するものや
レストランやエノテカに置く、ちょっと良いもの
ランブルスコとピニョレット、
まさにこの州を代表する品種を造ります。
ピニョレットのスプマンテとか、いいなぁ😍

1300年代の建物
ランブルスコ・ソルバーラと
2種のランブルスコ・グラスパロッサ
可愛らしい試飲ルーム

日本では、ランブルスコは中甘口からが
一般的な気がしますが
こちらは、辛口が一般的です。
ランブルスコといえど、
ライトなものからしっかりめまで、
様々な品種があります。
私が試飲したのはソルバーラとグラスパロッサ。
グラスパロッサは辛口(secco)と中甘口(amabile)の2種を頂きました。

ランブルスコは優秀!
特に辛口タイプは様々な料理に合わせられるタイプがあり、価格もお手頃です。
日本では「甘くて初心者女性向き」と言われがちで
悪くいえば「安い」
なんて言ってしまう人もいますが
そればっかりじゃあないですね。
この品質で、価格がお手頃なのはありがたい。
育ちやすく、いっぱい収穫できる品種なのですね~🍇🍇🍇

というわけで、
エミリア=ロマーニャ州への小旅行はおしまいです。次回のまとめは何かしら。

読んでいただきありがとうございました🙌

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