共感力と自分軸
曇天の朝。
そんな日は大人だって憂鬱なのに、
子どもは正直。雨の月曜とかMaxヤバイ(笑)
過去の月曜アルアルはコチラ↓
https://note.com/ryoko_takemura/n/n33f1604124ce
過日の運動あそび教室。
園庭で体操を始めたものの、雨が降り出し屋内へ。
年少クラス(3歳)が場面を理解し、全体が流れ始めた頃、
突然K君ギャン泣き( ノД`)
いつも元気でリーダー格のK君の泣声に
「ケガした?」「ケンカ?!」と
先生方の視線も集中。
そしたら
「ママがいい~!」「ママ~!!」って….(;´∀`)
その声に周りの子たちも反応…(^^;
不安な気分が伝染しないよう、
K君には先生が寄り添い、
「次いくよ!」と場面を切り替え、
サーキットコースを設置。
なんとなく活動を再開しましたが、
いつもよりどんより(^^;
そんな中、突然スイッチが入ったFちゃん。
周りなんて関係ない!とばかりに
果敢にコースを繰り返し、どんどん前のめりに。
かなり個性派のFちゃんは、
いつもローギアマイペース、
整列時は最後方が定位置(^^;
大人が声掛けしても、
リレー等でみんなから応援されても、
「順位とか知らんし!」みたいにマイペース(^^;
そんなFちゃんのトップギアな姿にびっくりで
「Fちゃん凄いっ!嬉しいよー!」と言ったけど、
表情も変えず、COOLにひたすらサーキット(;´∀`)
非常時には、こんな子が強いのかもと思いつつ、
心の中で「Fちゃんカッケー!!!」とニンマリでした^ ^
大人も子どもも、場面や集団の雰囲気に同調するのは普通。
集団生活では、その同調を求められる場面も多いかも⁈
保育関連のテキストには、
相互の関わり合いの中で、
「社会性を育む」とか、
「共感力を高める」とか、
「感情を耕す」とかありますが、
ネガティブ感情の同調や増幅はあまり嬉しくない。
「みんなが嬉しい」
「みんなが悲しい」時に、
無反応、無表情や、
逆の感情表現だと
「場面の理解が、、、」とか
「共感力が、、、」とか
時には「KY」とか呼ばれることもあるかもですが、
感情表現はそれぞれですし、
表現の大小=感情の豊かさじゃないし、
無反応=が非共感、無関心とも限らない。
集団活動だと、こちらの都合も相まって
「みんな一緒に!」となりがちですが、各々違うのが普通。
でも、個に固執しすぎると、集団の意味が…となり
このあたりは非常に難しいところ。
ひとりひとりの「私」が集まって「みんな」
そんな「みんな」と「私」を大切にしつつ、
その子なりの「身体を動かすことの楽しさや心地よさ」から、
感情の育ちへと繋げていけたらなと。
「できた」「できない」
「嬉しい」「悔しい」の他
「うわっ!」となるような経験から、
自分の中の感情が溢れることもあるだろうし、
色々な感情が時差で来ることもあるだろうし、
今の瞬間が全てではいかもなーと。
翌週、K君はいつも通り元気いっぱいで、
びっくりしたのは、Fちゃんが最前列にいたこと(≧◇≦)
何かが通じた気がして、超嬉しかった!
大人も子どもも
やっぱ身体を動かすと、ポジティブになれる!
晴れたり曇ったり
「いい事ばかりはありゃしない♪」けど、
梅雨もジャージで全力で(^_-)-☆
2022年6月16