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#015 タロットシーカーへの道~ リピートされないタロットリーダーのダメダメな質問3選:そのヒアリング、本当に大丈夫? ~
こんにちは!
未来の「タロットシーカー」の皆さん!今日もタロット愛が溢れて止まらない!石原僚子です。
東京のすみっこから、熱いタロットトークをお届けします。
数年前、友人とランチに行った時のこと。私は、彼女の新作アクセサリーを褒めたつもりで、
「そのネックレス、個性的だね!」
と言ったら、彼女は少しムッとした表情で、
「え、変ってるってこと…?」
と返してきました。
私は、慌てて
「そんなことないよ!すごく素敵だよ!」
とフォローしましたが、後の祭り…。
私の言葉は、彼女の心に、小さな傷を残してしまったかもしれません。
ああ、彼女の性格はわかっていたはずなのに…!
大失敗!
まるで、
「ソードの3」
のカードを引いた時のような、突き刺さるような痛みを感じました…。
![](https://assets.st-note.com/img/1731916382-uEKse58yIkBRzCDV2Lm0wxgp.png?width=1200)
この経験から、私は、言葉の選び方一つで、人の心を傷つけてしまう可能性があることを、改めて痛感しました。
ちょっとしたことなんですけどね…
言葉は、時として、鋭利な刃物のように、人の心を深く傷つけてしまうことがあるのです。
タロットリーダーとして成功するために欠かせないもの、それは
「信頼関係」です。
リピートされないタロットリーダーの一因として、実は
「ヒアリングの質」
が深く関わっていること、ご存知でしたか?もう何年も前の話ですが、まだ私がタロットリーダーとしてリーディングを始めた頃、ある相談者の方から
「前回のリーディング、なんだかピンと来なかった」
と正直なフィードバックをいただいたのですが、その時のやり取りがまさに今回のテーマに直結しているのです。
その相談者は、恋愛の悩みについて相談に来られました。
私は彼女の気持ちを理解しようとしたつもりでしたが、最初の質問があまりにも漠然としていたため、彼女は何から話せば良いのか戸惑ってしまったようでした。
彼女が
「実は別れた彼のことが気になっているんです」
と話し始めた瞬間、私はその流れを受けてすぐに
「彼との復縁についてどう考えていますか?」
と尋ねてしまいました。
今思えば、彼女にとってもっと深い部分、例えば
「その彼と過ごした時間で特に大切だったことは何ですか?」
といった質問をするべきだったのです。
結局、彼女は自分の気持ちをうまく整理できないままリーディングが終わり、リピートにはつながりませんでした。
今回の記事の概要
今回は「リピートされないタロットリーダーのダメダメな質問」を3つ紹介し、どこが問題なのかを深堀りしながら、相談者と信頼を築くためのヒアリングのコツをお伝えします。
この記事を読んでほしい人
タロットリーダーとして活動している方
リーディングスキルを向上させたい方
リピート率を高めたい方
顧客満足度を上げたい方
読むと得られるメリット
相談者に寄り添う的確な質問ができるようになる
顧客満足度とリピート率が向上する
相談者との信頼関係が深まる
リーディングの精度が高まる
相談者とのコミュニケーションはタロットリーダーの腕の見せ所!この記事で「ダメダメな質問」を改善し、次のステップに進みましょう。
一応、目次は作っておきますが、できることなら
最初から最後まで順番に読むことをおススメします。
リピートされないタロットリーダーの「ダメダメな質問」3選
では、具体的に、どんな質問がNGなのか?リピートされないタロットリーダーがやりがちな質問の失敗例を3つご紹介しましょう。あなたは、大丈夫ですか?
1.矢継ぎ早の質問攻め:マシンガントークで相談者を圧倒!
まるで、尋問を受けているかのように、矢継ぎ早に質問を浴びせてしまうパターンです。
相談者は、質問に答えるだけで精一杯になり、自分の気持ちや考えを整理する時間を持つことができません。
まるで、息継ぎをする間もなく、深い海に潜っていくような、苦しさを感じてしまうでしょう。
例:
「彼とは、いつから付き合っているんですか?」
「喧嘩の原因は、何だったんですか?」
「彼は、どんな人ですか?」
「結婚願望はありますか?」
「彼は、どんな仕事をしているんですか?」
このように、質問攻めにされると、相談者は、
「質問に答えること」
が目的になってしまい、
「自分の悩みを解決すること」
を忘れてしまう危険性があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1731916759-BJQZb3SDchfXeywiTvFVUpIk.png?width=1200)
2.誘導尋問のような質問:まるで裁判官!?
自分の考えや解釈を押し付けるような、誘導尋問のような質問です。相談者は、リーダーの意見に迎合し、
「そ、そうですね…」
と、自分の本音を隠してしまう可能性が高くなります。
まるで、裁判官から厳しい判決を下される被告人のように、萎縮してしまい、自由に発言できなくなってしまうでしょう。
例:
「結婚はまだ早いような気がするのですが、焦っているのではないですか?」
「もしかしたら、彼は、他に好きな人がいるのかもしれませんね?」
「このカードを見ると、あなたは、彼との関係に、不満を感じているように見えますが…?」
誘導尋問のような質問は、相談者との 信頼関係 を築く上で、 大きなマイナス となります。
相談者は、自分の気持ちを 否定 されたように感じ、 心を開いてくれなくなる でしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1731916839-2IYCdODxefF4gJuEnyS1jKBG.png?width=1200)
3.抽象的で漠然とした質問:霧の中の会話
質問の意図が不明確で、相談者が、どのように答えれば良いのか分からないパターンです。
相談者は、漠然とした質問に対して、漠然とした答えしか返すことができず、有益な情報を得ることができません。
まるで、深い霧の中に迷い込んだように、方向感覚を失ってしまうでしょう。
例:
「恋愛について、どう思いますか?」
「将来、どうなりたいですか?」
「幸せな結婚生活を送るためには、何が大切だと思いますか?」
「人生において、何が一番重要だと思いますか?」
これらの質問は、哲学的な問いとしては、面白いかもしれませんが、タロットリーディングにおいては、 的外れ であり、 時間の無駄 であると言わざるを得ません。
![](https://assets.st-note.com/img/1731916905-Qt5LZORpwx2CBGjUS3bdvnJA.png?width=1200)
なぜ、これらの質問がNGなのか?:3つの落とし穴
これらの質問がNGである理由は、大きく分けて3つの点にあります。
1.相談者の心理を無視している
不安や緊張でいっぱいの相談者の気持ちを理解しようとせず、一方的に質問をしたり、自分の意見を押し付けたりする行為は、まるで、嵐の中で、傘もささずに立ち尽くしているようなものです。
相談者の心は、雨に濡れ、冷え切ってしまい、心の扉を閉ざしてしまうでしょう。
2.信頼関係を築けない
相談者は、自分の悩みや不安を打ち明ける相手として、信頼できるリーダーを求めています。
的外れな質問や、一方的な態度は、まるで、崩れかけた橋を渡ろうとするようなものです。
相談者は、リーダーへの信頼を失い、深い溝に落ちてしまうでしょう。
3.リーディングの精度が低下する
的確な質問は、相談者の本音や潜在意識を引き出すための、魔法の鍵です。
的外れな質問は、リーディングの精度を低下させ、相談者の真の悩みに応えられなくなってしまいます。
まるで、宝の地図を持たずに、宝探しをしているようなものです。宝を見つけられる可能性は、限りなくゼロに近いでしょう。
相談者の心を動かすヒアリングとは
相談者の心を動かすヒアリングとは、ただ質問をするだけでなく、相談者自身が考え、気づき、行動に移せるようにサポートすることです。
以下に、心を動かすための具体的なアプローチを紹介します。
1. オープン・クエスチョンを活用して相談者に自分の答えを見つけさせる
オープンクエスチョンとは、相手が自由に回答できる質問のことです。例えば、
「この状況について、どんな風に感じていますか?」
という質問は、相談者に心を開かせ、自分の気持ちを深く掘り下げるきっかけとなります。
オープンクエスチョンを使うことで、相談者の潜在的な感情や本音を引き出しやすくなります。
2. 共感を示しながら質問する
共感を示すことで、相談者との信頼関係が深まります。
「それはつらいですね」
といった共感の一言を挟むことで、相談者は
「この人は自分のことを理解してくれている」
と感じ、心を開きやすくなります。
共感と質問を組み合わせることで、相談者の気持ちに寄り添うことができます。
3. ポジティブな変化に焦点を当てる
相談者の悩みを掘り下げるだけでなく、ポジティブな変化の可能性にも焦点を当てましょう。
「今の状況から学べることは何ですか?」
や
「この経験を通してどんな成長が得られるでしょうか?」
といった質問は、相談者に希望を持たせ、前向きな行動を促す助けになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1731916949-X04NhTlS5pRgAOoFPq6W1UM3.png?width=1200)
まとめ
タロットリーディングでよくある3つのNG質問(矢継ぎ早、誘導尋問、抽象的な質問)は、相談者の心理を無視し信頼関係を築けず、リーディングの精度を落とす。
これらの質問は、相談者を圧倒したり、本音を言わせなかったり、有益な情報を得られなくする。
効果的なヒアリングには、オープン・クエスチョン、共感、ポジティブな変化への焦点当てが重要。
相談者自身の気づきと行動を促すことで、真の悩み解決に繋がるサポートを提供する必要がある。
あなたの質問が、相談者の心を明るく照らし、未来への扉を開く!
そんな素敵なタロットリーダーを目指して、一緒に頑張りましょう!
次回予告:
その質問、本当に答えるべき?ニーズとウォンツを見極めるプロの視点
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
この記事に関するご質問やご意見、リクエストなどががございましたら、コメント欄にてお聞かせ頂けますと幸いです。🙏
また、この記事が少しでもお役に立てましたら、「スキ」を押して頂けると、今後の記事作成の励みになります。😊
それでは、今日も素敵なタロットタイムをお過ごしください!
石原僚子@風のタロットマスター
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