言葉に強いデザイナーになる為に
ここ最近、言語化することの難しさに何度も直面しています。
デザインをするということは、同時に言葉にできなければなりません。
デザイナーを目指していく上で大切にすべきことはたくさんあると思いますが、言葉に強くなることはデザイナーにとってかなり上位レイヤーに入る大切なスキルセットになると実務を通して改めて実感しました。
以前こんな記事を読みました。
「伝わる言葉」を生み出すためには、自分の意見を育てるプロセスこそが重要であり、その役割をも言葉が担っている、というものです。
言葉には「外に向かう言葉」と「内なる言葉」が存在しています。しかしながら、大半の人はコミュニケーションを取るための「外に向かう言葉」しか意識することなく、言葉を磨く=テクニックやスキルを学ぶ、となってしまいます。
本当に大切なのは「内なる言葉」と向き合い、「内なる言葉」の解像度を上げること。
その理由は、至ってシンプルです。
「言葉は思考の上澄みに過ぎない」
考えていないことは口にできませんし、不意を突かれて発言をする時、何も答えられなかったり、自分の考えを伝えられず誤解が生じてしまうこともあります。つまり、言葉にできないことは、考えていないのと同じなのです。
この記事を読んでから、言葉というものを強く意識するようになりました。
もしかしたら、こんなの当たり前だよ。って思う方もいるかもしれません。自分はこの記事にあるように外に向かう言葉にしか意識がいってないことに気づきました。
これはデザインをしていく上でも最終的なアウトプットよりも、それまでのプロセスを言語化することがいかに大切かが見えてきます。
実際に実務でデザイナーとして働いてみても、言葉にするべき機会が多くあります。例えば、、、
・案件を進めていく中で、先方とのコミュニケーションの取り方・伝え方
・自分で作ったデザインを言語化し、根拠を持って伝えること
これに関しては言葉だけではないですが、どのような手段でコミュニケーションを取り進めていくかはとても重要な要素になることを身をもって実感しています。なかなか自分の意図などをうまく言語化できず、もどかしい日々です。
・毎週書くことになっているnoteでの言語化
伝えたい、誰かの為になる情報を発信したいという思いはかなり強いんですが、noteを書くようになって伝え方や自分の思考をを整理して言語化することがとても難しく苦労しています。少しずつ学びや情報をしっかり整理して人に響くような発信をしていけるようになりたいです。
最近こんなツイートも見かけました。
何も知らない状態で現場に飛び込んだ自分は、デザイナー間で使われている言語や業界用語が分からず言いたいこと自体は理解できても具体的な意図が理解できないことが多々ありました。そういったことはその場で放置せず、聞く調べるなどして、あやふやに使わないように解消しています。
自分自身言葉に強いデザイナーになりたいと強く思う一方で、コミュニケーション自体は好きですが自分の思考を深化し、言語化することに苦手意識があったりもします。
とにかく実務やnoteなどを通して、たくさんの言葉に触れ、コミュニケーションをたくさん取り、様々な形でアウトプットをする為の思考の深化をしていく、これらの積み重ねで少しずつ自信や精度をつけて、言葉というものにしっかり向き合っていこうと思います!