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嬉野温泉 暮らし観光案内所

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嬉野温泉の日常、暮らしの面白さをご紹介する「暮らし観光案内所」 旅館大村屋の北川健太の案内で ライターの大塚拓馬が月に一度、嬉野に泊まりながら 嬉野の暮らし観光を体験する連載で…
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#観光業

嬉野温泉の旅館で働こうと思った理由を新入社員に尋ねてみた

こんにちは。「嬉野温泉 暮らし観光案内所」の編集長を務めております、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 嬉野にも春がやってきました。 2024年4月1日。例年よりも1週間くらい遅れて桜が満開になったタイミングで、旅館大村屋では新入社員を迎えるための入社式が開催されようとしていました。 入社式は例年、ヘネシー吉川さんが小慣れた様子で司会を務めていました。 今年は、直前の大抜擢で3年目の植松さんが司会を務めることに。緊張の面持ちで、入社式の司会のリハーサ

旅館大村屋で「岸田と田中の慰安旅行」を開いてみて

こんにちは。「嬉野温泉 暮らし観光案内所」の編集長を務めております、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 2023年11月14日。旅館大村屋より、くるりファンに衝撃を与えるニュースがXに投稿されました。 それは旅館大村屋で「岸田と田中の慰安旅行 in 嬉野温泉」を開催するというものです。 くるりの岸田繁さんが……?田中宗一郎さんと一緒に慰安旅行……?そして、それを見る……? どういうこと? 一体、旅館で何が行われるのでしょうか。イベントのイメージが掴

旅館ってたいへん。だけど楽しい。 旅館大村屋が憧れる、ひさご旅館の物語

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 「嬉野温泉 暮らし観光案内所」は、旅館大村屋の公式サイトで「Web版」がスタート。 note版はかなり久々の更新となりました。 今回は旅館大村屋の北川さん自身が「憧れの宿」とまで話す、「ひさご旅館」の木島陽一朗、佳代子夫妻にスポットライトを当てます。 ひさご旅館を「憧れの宿」とまで語る理由嬉野

東京から嬉野へ移住。築70年の古民家をリノベしてカフェ開業に挑戦する夫婦

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 今回の取材でやってきたのはこちら。 和多屋別荘です。 まさか、旅館大村屋のnote執筆のために、嬉野温泉の他の旅館へ行くとは……。 和多屋別荘の中にある、11月3日にオープンした「BOOKS&TEA 三服」。 嬉野で四代続く茶農家「副島園本店」の茶寮カウンターでお茶を注いでいるのが、今回お話

月1で大村屋に宿泊し、1年間嬉野の「人」を取材して見えてきた暮らし観光の意味

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 さて、この「嬉野温泉 暮らし観光案内所」の連載は、今月で1年を迎えました。 普段、ガイドブックには載らないかもしれないけれど、嬉野で輝いている「人」。そんな方々に取材をしていると見えてくる、嬉野の魅力と課題。 通ううちに育っていく、愛着。深い取材を続けていくうちに、ぼくはどんどん嬉野のことが大好

老舗呉服店とスイーツショップが融合する自然。うれし庵のものがたり

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 今回は嬉野の温泉街で「うれし庵」というスイーツショップを営む、澤野典子さんにお話をうかがいました。 嬉野茶スイーツの名店・うれし庵とは うれし庵は、嬉野温泉商店街にある山下呉服店の一角でスイーツを製造販売しているお店です。 看板商品は5種類のムースとスポンジケーキを”もっちもち”の皮で包んだ「

日常にある、お茶の価値を高める。新規就農したお茶農家・茶屋二郎さんの想い

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 今回は、嬉野茶農家のもとで5年間の修行を経て、この度茶農家として独立した茶屋二郎さんにお話をうかがいました。 茶屋二郎さんとは茶屋二郎(松田二郎)さんは、1993年生まれ、長崎県佐世保市出身の男性です。2016年9月より嬉野茶生産農家・副島園に師事し、2020年に独立しました。 これからの「日常

強者相手でも"カド"はとる。ナカシマファーム × 大村屋牛乳プリンの誕生秘話

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 今回はナカシマファームの中島大貴さんにお話をうかがいました。 ナカシマファームとはナカシマファームは嬉野市塩田町にある酪農家です。牧場の隣にはチーズ工房があり、モッツァレラチーズは大人気。水曜日と土曜日の「出来立てモッツァレラ」の販売日には、それを目当てに多くの方が集まります。 また、日本で初め

自転車で嬉野の遊びをつなげた「茶輪」が走る、楽しい未来。

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 今回はシモムラサイクルズの下村宗史さんにお話をうかがいました。 シモムラサイクルズさんは、お茶を片手にレンタサイクルで嬉野の魅力に触れられる「茶輪」の運営拠点です。「茶輪」は2019年4月に始まり、まもなく3年目に突入します。 ただ、ぼくはまだ「茶輪」に参加したことがないんですよね。 「茶輪」

「ぎゅう丸」のハンバーグが1500円で食べてもらえるようになるまで

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 嬉野の地で創業し、今や九州各地に店舗を展開する「ぎゅう丸」。九州にお住まいの方なら、ご存知の方も多いことでしょう。 嬉野が誇るハンバーグの名店「ぎゅう丸」とはまず「ぎゅう丸」さんがどんなお店なのかをご紹介します。 ぎゅう丸は昭和56年に嬉野で創業。九州内で店舗を拡大しています。ぼくは今回、嬉野本