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劣等感を持たせてしまう時期がきた(ライフスタイルⅮの言い訳)

ひさしぶりにアドラー心理学に関係することを書きます。

アドラー心理学の技法に。ライフスタイル診断というのがあります。このライフスタイルについては、このnoteで何度も書いてきました。

たとえば、
https://note.com/ryoju/n/nf700fe3b9dde?magazine_key=mc1842d6625b8

早稲田大学エクステンションセンター中野校において、向後千春先生のアドラー心理学講座に参加したときのこと、noteではライフスタイルについて、以下のように書きました。

講義では、ライフスタイルは性格よりもダイナミックなもので、自分がどこに向かってどう動くのか、人生目標のようなものである。さらに人が集団において所属を確保するために選ぶ最も有効な戦略であると説明がありました。また、ライフスタイルは4種類に分類されます。私はDタイプです。このDは「driver」のDです。判定するときのポイントが14点中13点なので、かなり密度の濃いDタイプです。

向後先生の講義では、Dタイプの特徴を次のように説明しています。いくつか抜粋します。
・最優先目標:優秀でありたい
・苦手なこと:無意味な時間
・強み:なんでもできる
・周りの人が抱く感情:劣等感

誤解があるといけないので言い訳をします。優秀なわけではありません。優秀でありたいと思っているだけです。また、なんでもできるのは、最初から自分のできることしかやらないからです。そのため周囲からは「なんでもできる人」と見られ、その結果、周囲の人は劣等感を抱くことになります。

6月、周囲の人に劣等感を持たせてしまう季節がやってきました。

まず何からやる?

私は、社会福祉法人を経営しています。6月は、法人の決算月です。担当者から一年間の事業報告書があがってきます。私は、その決裁をします。

事業報告書は、年度当初に立てた事業計画に基づく報告です。目標が達成できた案件もあれば、達成できなかった案件もあります。達成できなかった案件について、報告書では、なぜ達成できなかったかという理由と次年度はがんばりますと書かれていることがほとんどです。しかし、これでは、何もかわりません。必要なことは、まず何から手をつけるかという具体的なプランです。一番良くないことは、考えている内に、調整している内に時間が過ぎてしまうことです。

私は、「じゃまずは何からやるの?」と問いかけます。なんでもいい、今までとは違った策を出さなければ事態は動きません。

具体的な案を持つ

私は、問いかけをするとき、必ず私なりの案を持ってから問いかけます。問いかけに対して、具体的なプランが提案されなければ私の提案を出します。

始めに、なんでもできるのがDタイプと書きました。ただしそれは、なんでもできるのではなく、できることしかやらないからできるのだとも書きました。

劣等感を抱かせるカラクリ

私は、自分ができることしか提案をしません。なぜなら、私が苦手とすることを提案されると、私が困るからです。だから私から積極的に提案をします。しかし、だからといって私の提案がうまくいくわけではありません。そこで、まずいなぁ…と思った瞬間、あたかも最初からそのつもりだったふりをして修正をします。

これが、周囲の人に劣等感を抱かせてしまうカラクリです。

ライフスタイル診断を学び、私のふるまいが周囲の人に迷惑をかけているということを理解しました。申し訳ない、と思います。しかし、自分の決心は変わらず、相変わらずです。

それがライフスタイルです。

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