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「問題行動」と「目的論」

新年度が始まり、元気の良い仲間たちの利用が始まりました。養護学校高等部を卒業されたばかりの若さとパワーにあふれた仲間たちです。

新しい利用者さんの利用が始まると、以前から利用している仲間たちにも変化があります。いろいろなかたちで強烈な自己アピールが始まります。

支援者は、どうしても新しい利用者さんの対応に追われがちです。必然的に以前からいる利用者さんの対応が減ってしまいます。

そのため、以前からいる利用者さんたちによるアピール合戦が始まり、とてもにぎやかになります。大きな声で叫んでみたり、机をガンガン叩いたり、壁に頭突きをしたり、飛び跳ねたり、大泣きしたり、いろいろです。

利用者のみなさんは、誰もが支援者とかかわりたいんです。いろいろな話をしたりふざけたりしたいんです。でもその思いを上手に伝えることができないので、一番目立つ、派手な行動に出てしまいます。ときに支援者はこの行動を「問題行動」と判断してしまうことがあります。でも、なぜその行動に出るのか、その目的を見つけることをしなければいけません。

この点もアドラー心理学で目的論を学んで気がついたことです。

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