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手作りうちわ暑中見舞い。あっ、もう残暑でした。
もし、郵便で「うちわ」がそのまま送られてきたら驚きますよね。いや、ポストに入らないですよね。あのとき、あの夏は、どうしたんだろう…。
私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。今は、社会福祉法人になりました。しかし、以前は無認可の小さな事業所でした。そのころの話です。
暑中見舞いです
毎年、夏になるとお世話になっている人たちに手作りの暑中見舞いを送っていました。私の相棒は、素敵なセンスの持ち主です。利用者の描いた絵をいろいろなアイディアで、加工してくれます。
ある夏、なにかおもしろい暑中見舞いを送りたいということになり、思いついたのが「うちわ」でした。利用者が描いた絵をうちわにしてそれをそのまま透明な袋に入れて郵便で送りました。
うちわを集める
今では、100円ショップに行くと手作りうちわキットを売っています。しかし当時は、そんな便利な物はありません。まず、うちわを集めるところから始めました。利用者のご家族に協力をいただいたり、地元の商店街のお店に協力をいただいて余ったうちわをもらいました。
もらったうちわは、バケツに水を入れてその中でふやかしました。それをタワシでゴシゴシこすって、表面の紙を剥がして骨組みだけにしました。そこに利用者の描いてくれた絵を貼りました。
手作りうちわ
これが完成品です。20年前のデジカメです。ちょっと画像があらいです。
相棒は、骨組みに作品を貼り付けるのに苦労したと言います。木工用ボンドを水で溶かしてくっつけました。そのあと、洗濯物の角ハンガーに吊るして乾かしました。
そのまま送る
また、できあがったうちわをどうやって送るかも悩みました。相棒は、うちわの絵が見えるようにして送りたいと言います。素敵な絵を隠したくないとゆずりませでした。そこでうちわにビニールのかぶせ、その周りをホチキスで止めて、そこに宛名を貼ってそのまま送りました。
受け付けた郵便局の人も驚いたことと思います。
何かを作る、一緒に作る、とことん作る、こんなに楽しいことはありません。