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二重生活のはじまり

01月03日のnoteで、私の本名についての記事を書いたところ、コメントをいただきましたので、私の本名と芸名について補足します。

私は、一般的には「髙橋良壽」と書いて「たかはしりょうじゅ」と呼ばれています。しかし、本名は「たかはしよしひさ」と言います。

私が、初めて「たかはしりょうじゅ」と呼ばれたのは、中学1年生の最初の英語の授業です。初回だったので、先生が出席簿の順に、生徒の名前を一人づつ読み上げました。そのときに先生が「たかはしりょうじゅ」と呼びました。それでも最初の内は、普通に「たかはし」と呼ばれていました。しかし、3年生のとき、その英語の先生が担任になったことにより、「たかはしりょうじゅ」が一般化されました。さらに、卒業式で担任が「たかはしりょうじゅ」と呼び、私も大きな声で「ハイッ」と返事をしたことにより、自ら「たかはしりょうじゅ」を名乗るようになりました。

高校は、学区外の商業高校に進学しました。そのため、呼び名をもとの「よしひさ」に戻すことはできました。しかし、その頃には自分でも「りょうじゅ」という呼び名が身にしみて、日常的に使うようになっていました。しかしまだ、公の場では「たかはしよしひさ」とふりがなをつけなければいけないことがたくさんありました。その私が、あらゆる場面で「たかはしりょうじゅ」とふりがなをつけるようになったのは、運転免許証を手にしてからです。

昔、レンタルレコードというのがありました。そこで会員証を作るには身分証明書が必要でした。今は、身分証明書の提示を求められると運転免許証を提示します。しかし、それまでの身分証明書は、健康保険証でした。この健康保険証にはあらかじめふりがながふられています。よって「たかはしりょうじゅ」を名乗ることができませんでした。ところが、運転免許証にはふりがながふられていません。ここから、あらゆる書類において、「たかはしりょうじゅ」とふりがなをふるようになりました。

日常生活で唯一、健康保険証を使う病院は、名前ではなく番号で呼ぶようになりました。よって今では、日常生活で支障をきたすことはほとんどありません。しかし、最初の頃はいろいろハプニングがありました。いろいろなところに迷惑をかけ、説明と謝罪にうかがったこともあります。明日のnoteは、「たかはしよしひさ」と「たかはしりょうじゅ」の二重生活にまつわるご迷惑について書きます。

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