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家庭生活でも即時フィードバック!

ここ数日、フィードバックについて書いてきました。
 ▶強化としてのフィードバック
 ▶情報としてのフィードバック
 ▶コミュニケーションとしてのフィードバック

これらは、人に何かを教えることと、他者を支援することには共通点がたくさんあり、フィードバックが重要であるということを書いています。しかしフィードバックが有効なのは、教えたり支援する場面だけではありません。フィードバックは、何気ない日常生活を円滑にすごすためのスパイスです。今日は、日常生活における即時フィードバックの実例を書きます。

02月11日、午前中から確定申告の医療費控除のための書類を作っていました。我が家は、医療費控除の対象がたくさんあり、領収書等が山になっていました。たぶん、一般家庭の3倍はあるのではないでしょうか。さらに、3年分間、申告をさぼっていたので、領収書は一般家庭の9倍に達していました。

まず入力シートをダウンロードしました。幸いにもそのシートがエクセルシートだったので、そこに家族ひとりひとりのシートを作りました。、そのシートに医療機関と受診回数と交通費等々を入力し、提出書類に自動計算されるようなシートにしました。おまけに私は、行に色をつけてその完成度の高さに酔いしれていました。また実際に使い勝手も良く、3時ごろにはすべてが片付きました。

領収書を片づけ、コーヒーを飲んでいるとき、私はつぶやきました。
「良かった、早く片付いて」
「シート、なかなか良くできてたよなぁ…」

所詮、つぶやきは、自分の内に向けた言葉です。私の言葉はどこにも反映されず、家族は別次元で会話をしていました。

ここです、このタイミングでフィードバックです。ここで強化のためのフィードバックをしていれば、私は、来年は言われなくても率先してレシートの山を引っ張り出して計算を始めたことでしょう。

少しは協力してよ、と思っているようなことを相手がしてくれたとき、すかさずフィードバックします。そうするとその行動が強化され、頻度があがるという仕組みです。

ただし、あまり使いすぎると良くないかもしれません。

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