雨が好き
梅雨に入りました。
梅雨は、みんなから嫌われています。梅雨が好き、という人には出会ったことがありません。しかし、私は、梅雨が好きです。正確には、昔はもっともっと好きでした。
私の好きな梅雨
梅雨が変わりました。昔の梅雨は、雨がシトシトと降ったものです。それが最近は、ドシャドシャ降ります。雨が降るとすぐに大雨警報が出たり、土砂災害が発生します。私は、シトシト雨の中を歩くのが好きでした。
また、「梅雨寒(つゆざむ)」という言葉もありました。梅雨の頃は、少し肌寒いから長袖を数枚しまわずにおこう、そんな習慣がありました。今の梅雨は、しっかり高温です。これは辛いです。私は、梅雨寒が好きでした。
雨に唄えば
雨が好きな私は、子どものころ、雨が降っても傘をささず外を歩いては親に怒られていました。また、傘を持って出かけると、傘をどこかに置いてきました。普通、雨が降っていれば、忘れないものです。しかし、私は、傘をささずに帰ってくるからどこかに置いてきます。
その頃、私を支えてくれた一本の映画がありました。ジーン・ケリーが主演をした、「雨に唄えば」です。レンタルビデオで借りて何度も観ました。映画の中、主人公がどしゃぶりの雨の中で唄って踊ります。それが有名な「Singin' in the Rain」です。私のことだから、きっとどこかでマネをしているはずです。
雨男
また、私は「雨男」と言われながら育ちました。小中学生のころの遠足はいつも雨でした。お袋には、「またあんた、みんなに迷惑をかけて…」と、言われていました。さらにその力は、大きくなってからも続きました。。
私は、障がいのある人が利用する福祉事業所を経営しています。小さな事業所が幾つかあります。ある年、私が参加した事業所の旅行はすべて雨でした。反対に私が参加しなかった旅行1つだけが晴れました。
雨は、その年だけではありません。嵐の中のディズニーランド、大雨でフェリーが止まる、濃霧の芦ノ湖や河口湖、旅行中すべてが雨だった富士山などたくさんあります。雨の富士山は、ほとんどがバスのなかのため利用者がどこに行ったかわからなかったという始末です。
もちろん、家族旅行も雨がふります。ただ、幸いにも奥さんが晴れ女なので、救われています。
雨のにおい
雨が近づいて来ると雨のにおいがします。また、湿った風が流れ始めます。私は、その瞬間も好きです。しかし、最近の雨は突然、局地的に激しく降ります。辛いですね。
今年は、雨の近づきを感じられるかなぁ。