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Stay Homeのストレスへの配慮
私の仕事の一つに、Stay Homeをお願いし、Stay Homeを支援するというのがあります。そのHomeはグループホームと言います。そのグループホームでは、Stay Homeも課題です。また、私の支援にも配慮が欠けるところがあり反省しています。
シェアハウスとの違い
私が経営するグループホームには、一棟に障がいのある人が6人入居しています。イメージはシェアハウスかもしれません。しかし、大きく違うことがあります。それは対人関係で悩んでも逃げられないということです。
グループホームの特徴
・一度、入居すると他に行く場所がない
・相性を考慮できない
・今は常に一緒
一度、入居すると他に行く場所がない
福祉の制度では、どこで誰とどのように暮らすか、自分で選ぶことができることになっています。しかし、現実的には、選ぶほど選択肢がありません。また、家族と離れてグループホームで生活をするということは、多くの場合、ご家族が高齢だったり、お亡くなりになっているということです。グループホームに入居するということは、終のすみかになるかもしれないということです。
以前、ホームに空きが出き、募集をかけたときの倍率は10倍でした。よって、いったん入居してしまうと、引越しをすることができません。対人関係で悩んでも、そこで生活を強いられます。
相性を考慮できない
グループホームに空きができ、新しい人が入居するときは、体験入居と言う制度があります。体験入居では、希望者の生活状況を確認すると共に、他の入居者との相性をみます。また、先に入居されている方に話を聞いて、新しい入居者を決めます。最初は誰でも仲良くふるまいます。しかし、毎日一緒にいると、ちょっとした生活習慣の違いや価値観でぶつかるようになります。相性を十分に考慮できません。
今は常に一緒
また、今はStay Homeです。ガイドヘルパーと遊びに行くことができません。外出は、休日に支援者と買物に行くぐらいです。しかし、そのときも同じ顔触れです。みんなで一緒に行くしかありません。そのため、あまり気分転換にはなりません。
24時間同じ顔ぶれ
入居者同士、仲が悪いわけではありません。普段は、特にトラブルもなく楽しく暮らしています。しかし、24時間、何日も同じ顔ぶれで生活するというのは、大きなストレスです。
入居者同士で気まずい雰囲気になり、口論になります。私もつい、「そんなことでケンカしないで」と言ってしまいました。缶詰め状態のストレスを忘れていました。
出勤できるありがたさ
自粛中とはいえ、仕事に行くということは、家庭と生活が切り離されて気持ちを切り替えることができます。在宅ワークができない辛さはあります。しかし、視点を変えれば、出勤できる場所があるというのは、ありがたいことです。
まだしばらくこの状態が続きます。入居者のストレスが少しでも緩和されるような、話相手にならなければいけないと反省しています。