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【静岡編】日本茶の旅🧳

1. はじめに

2025年2月26日のスリランカ渡航前に、「静岡」「京都宇治」「鹿児島」に訪問し日本茶の知識を深めた。
今回は静岡編です!

2.静岡茶の現状

静岡は、言わずと知れた日本一のお茶の産地。しかし、近年そのお茶産業は多くの課題に直面しています。今回、静岡を訪れて実際に茶園や製茶工場を視察し、現場での取り組みや課題に触れてきました。その体験を通して、日本茶産業の今と未来について考えるきっかけを得ました。

※NHK web news より引用

静岡県は長らく荒茶の生産量で日本一を誇っていましたが、2024年には鹿児島県に抜かれ、2位に転落しました。2023年には2万7200トンだった荒茶の生産量が、2024年にはさらに減少して2万5800トン。お茶の生産量が減少する背景には、緑茶の国内消費量の減少、茶農家の高齢化、後継者不足、さらには気候変動など多くの要因が影響しています。

3. 茶園視察と出会った人々

足久保ティーワークス

静岡では「足久保ティーワークス」を訪問し、地元の茶園や荒茶工場を見学しました。工場では、地元の茶農家たちが共同で出資し、製茶機械を揃え生産体制を整えています。しかし、年々人手不足が深刻化しており、若手の後継者が育っていない現実に直面しています。
海外で抹茶需要が高まっており、抹茶の原料になる甜茶作りを進めていくそう。
煎茶を作るよりも甜茶の方が単価が遥かに高いからだ。

4. 大手飲料メーカーによる買い付けと茶葉価格の影響

美しい静岡の茶畑

また、茶園視察中に地元の茶農家の方々から、今年は大手飲料メーカーが買い付けを行わなかった影響で、茶葉に大きく影響があったことを聞きました。お茶の価格は買い付け業者によって大きく左右される現実に驚かされました。

5. 緑茶の価格と煎茶の現状

国内では、煎茶の価格は安定していません。商社による買い叩きが進み、茶農家の収益は低迷しています。お茶は「無料でもてなす」という日本文化の一環であり、価格に転嫁しにくいという問題もあります。その一方で、抹茶の輸出は非常に好調です。抹茶の人気は、特に海外で急増しており、キロあたり8,000円の高価格で取引されています。

6. お茶の未来と抹茶の可能性

今回の訪問で強く感じたのは、静岡のお茶産業は多くの課題に直面している一方で、抹茶という新しいチャンスが広がっていることです。工場見学の際に、スリランカでの抹茶生産計画についても話しました。静岡でも抹茶の需要が伸びている中で、工場や人手が追いついていないという現状があるため、スリランカでの可能性に大きな期待を寄せています。

終わりに
その他にもティーバッグ加工会社にも工場視察で訪問した。1日静岡の茶産業を見学したことで、日本のお茶が抱える現実と未来の可能性を深く感じました。お茶の世界には、まだまだ可能性が秘められており、特に抹茶のグローバルな展開に大きなチャンスを感じています。静岡での学びを今後のビジネスに活かし、日本茶の魅力を広めていきたいと思います!

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