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お茶屋さんが悔しくなるようなお茶を紹介します。年末にどうぞ!

こんにちは、岩本です。

私はTeaRoomというお茶屋さんを経営しているのですが、時々どうしても皆さんに紹介したくなるような、すばらしいお茶に出会います。そういうお茶はだいたい少量生産で流通にはのらず、弊社でも規模の都合で扱えないことがほとんどです。

年末の寒くなってきたこの時期なので、皆さんにゆったり温まってほしい!という願いを込めて、私が悔しくなるほどうまいお茶を紹介します。※本記事は一切会社とは関係ありません。個人的にファンなお茶を紹介します。
ぜひ楽しみに読んでみてください!

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■国友農園(高知)

まずは高知の山茶、国友農園です。
茶をよくみる茶葉だけのように畝状で管理することなく、自然にそのまま解放して育てられてます。"自然仕立て"というとっても珍しい方法です。
ワイルドさもありながら、自然の豊で優しい香りもする、様々なシーンに合うお茶です。

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特に私が大好きで、飲むといつもびっくりするのはこちら。"密蘭香"。淹れると、発酵がかった蜜の香り、釜炒りの火入れの香りに、ながく続く余韻・・・
どんなお茶よりも疲れた身体にスーっと沁みてたまりません。年末にもってこいのお茶なのでぜひ楽しんでください。

■星野製茶園(福岡)

毎度、お勧めすると生産量が確保できないからと怒られるのですが、個人noteなので、紹介させてください。
次ご紹介するのはほうじ茶です。つゆひかりという品種のほうじ茶で、福岡県、八女で生産をされています。

星野製茶園は独特な火入れの技術で有名で、海外の方々も入れによって生まれるできるクッキーのようなお茶の香りに魅了され、ファンになっている人をよく見かけます。

こちらのほうじ茶も星野製茶園の絶妙な浅い火入れによって、香りが変化し、シナモンのようなスパイシーな香りがするのが特徴です。

すっきりとした加賀棒茶とはだいぶニュアンスが違いますが、ほうじ茶が好きな方にぜひ一度は味わっていただきたいお茶です。
ほうじ茶玄人の方にお勧めです。ぜひ楽しんでみてください。

■益井園(静岡)

益井さんといえば、先進的なお茶の開発。どんどん新しいものが彼の元から生まれています。

最近よく睡眠に効くと言われるGABA入りのお茶や、微発酵などの発酵茶を多く開発/生産しているのも有名です。

益井さんはウェブサイトはwordpress,メールはhotmailを使っているのが印象的で、とてもかわいいです。注文はメールかな…?

そんな中でおすすめしたいのは、数あるお茶の中でも「益井青茶 香」です。

ミルキーな香りが特徴の「かなやみどり」を親にもつ「香駿」という品種を使い、丁寧に発酵させることで、ふんわりとミルクのような香りがするお茶に仕上げています。

私のお勧めはこちらと以前も紹介したたろうのホワイトチョコレート羊羹を一緒に食べること。羊羹の後にお茶を飲むと、ミルキーな香りが鼻から抜け、羊羹の甘みがお茶の渋みによって綺麗に流されます。余韻として残るのはまったりお茶の蜜の香り…本当に至福の時間です。

ちなみにこの「益井青茶 香」は煎を進めれば進めるほど(何杯も淹れるほど)ミルキーになってくるのが特徴です。なので、朝から晩まで、日常的に飲めるのでとってもお勧めです。こたつに入ってテレビを見ながら朝から晩までこれを飲めたらなんて幸せか。

■吉田茶園(茨城)

唯一のエントリーの煎茶ですが、茨城にある吉田茶園の「美紗希」にさせていただきました。

数年前に一番初めに吉田さんにお会いした時に「美紗希は真っ白な椿の花を咲かせるんです。」というお話をいただいてから感動し、そこからずっと飲ませていただいてます。
「美紗希」とは吉田さんが作られた新しい品種で、娘さんの名前から取ったもの。娘さんを想う、優しいお父さんのような優しさがあります。ほのぼのしたの午後に飲みたくなる煎茶です。

■山梨商店(静岡)

静岡が誇る焙煎の名人、山梨さんの焙煎茶は鼻に抜ける焙煎香がたまらず、落ち着きたい時にバッチリのお茶たちです。

特に「香寿」という品種は、
ほうじ茶は花のような香り、蜜のようなあまーい香りに、綺麗な焙煎香りがあり、最高なので、チェックしてみてください!


年末もお茶をゆったり飲みながら、リフレッシュしてまた新年から頑張りましょう!

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また時間ができたら追加しておきます!
岩本個人的におすすめなお茶でした〜!!



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