スタンフォード大学名誉学長が教える本物のリーダーが大切にすることー②

第2章:リーダーシップに欠かせない本質的な要素とは、真正であることと信頼である

 「真正」 まず聞きなれない言葉からはじまる第2章。~いつわりがなく、本物で正しいこと。つまりリーダーとして、自分に正直であるべきだと言っている。正直でいると、批判や不和が起こったりすることもあるだろうが、それでも正直でいるべきだと。真正さを持っていないと、他者との関係の中で信頼を築くことはできないと。

 真正さが希釈されると、「正直さ、謙虚さ、ユーモアのセンスとオープンさ、素直さをもって率いよう」といったキャッチフレーズに成り下がってしい、もちろんこういった要素も大事であるが、著者はそれ以上のものを必要とすると言っている。

 私の解釈としては、謙虚さや、ユーモアといったといった所作は、心では思っていなくても、行動として出すだけでも可能なので、そういったテクニックの問題ではなく、自分の「心」に正直になれといっているような気がしている。(難しい章だったので正直消化しきれていない・・・)

 自分が本当に、どういった人間になりたいと思っていて、それになる為の継続的な努力を積み重ね、そこへ到達したとしても、さらに上の目標を定め、継続的に学び続けるというのが真正さにつながるのではないかと思う。そしてそういった姿勢が、人間力、リーダーシップ力を育てて、周りから真の信頼を得る人物になるのだと思う。

 人生のゴールをどこに定めているか?を明確に知っている人はほとんどいない。しかし重要なのは、どこに向かおうとしているのか?がわかっていることである。その小さな積み重ねが結果として、自分のありたい姿に近づいていくのだと思う。

 改めて今の自分。どこにむかっているのだろう。少なくともこんな本を読んでいるからには、リーダーシップを極めたいと考えているのは紛れもない真実である。

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