【論文要約】Baer, D. M., Wolf, M. M. & Risley, T. R. (1968) Some Current Dimensions of Applied Behavior Analysis. Journal of Applied Behavior Analysis, 1, 91-97.

 応用行動分析(ABA)では、次のような事項が求められる。①応用的、②行動的、③分析的、④技術的、⑤効果的、⑥概念体系的という次元、これに一定の⑦一般性をいえる必要がある。こうした事項を通じて、社会への還元・貢献も目指す。

  ①の次元: 取り上げる事柄の重要性、緊急性や波及性(応用的)。 ②の次元: 目標行動、数量化、観察や記録(行動的)。 ③の次元: 関数関係、予測と統制(分析的)。 ④の次元: 随伴性をふまえた手続きの明確な記述(技術的)。 ⑤の次元: 必要なだけの十分な変化(効果的)。 ⑥の次元: 原理に関連させた論議(概念体系的)。 ⑦その目標とした行動が続くこと、より拡がりをもっていくこと(一般性)。

*ブログ「生活と人間行動」の記事(2005年1月7日)再記。

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