Google Earthで点(マーカー)を落としてみる
下図のような感じの絵を無料でつくります。
詳しくはこちらのサイトで解説しています。
【No.012】Google Earth Proで緯度経度を指定して点を落とす方法 | 手動で作成する方法とKMLファイルのインポート方法 - GIS Academy
Google Earth Proをダウンロードする
まずGoogle Earth Proをダウンロードします(Earth のバージョン – Google Earth)。実は手動でもマーカーは落とせますが、今回紹介するのは大量にマーカーを落とすことを想定しています。
インポートファイルを作成する
今回はKMLファイルというものを使います。早速、サンプルコードを紹介します。以下のコードをテキストにコピペして拡張子を.kmlにすれば作成完了です。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<kml xmlns="http://www.opengis.net/kml/2.2">
<Document>
<name>test.kml</name>
<Style id="stid1">
<IconStyle>
<scale>1</scale>
<Icon>
<href>http://maps.google.com/mapfiles/kml/pushpin/ylw-pushpin.png</href>
</Icon>
</IconStyle>
</Style>
<Placemark>
<name>新国立競技場</name>
<styleUrl>#stid1</styleUrl>
<Point>
<gx:drawOrder>1</gx:drawOrder>
<extrude>1</extrude>
<altitudeMode>relativeToGround</altitudeMode>
<coordinates>139.7144803597144,35.67777418839377,100</coordinates>
</Point>
</Placemark>
</Document>
</kml>
コード解説
Google Earth Pro 左側のツリー表示(親)の名称に相当します。イメージは下図のとおりです。
マーカーのスタイルを設定します。scale はアイコンの大きさ、href はアイコン画像のURLを指定します。
マーカーの情報を記載します。この<Placemark>~</Placemark>が一つの点の情報になります。従ってこれを繰り返し記載すると、複数の点の情報を付与することができます。
name は場所の名称、styleUrl は設定したスタイルの名前、coordinates は緯度、経度、高度情報になります。
ちょっと応用で、altitudeMode はマーカーは以下のような設定ができます。
clampToGround : 地面に設置
relativeToGround : 地面からの高度情報を反映
absolute : 海抜からの高度情報を反映
なお relativeToGround, absolute の場合、地面からの補助線を入れるためにはextrude を1 に設定する必要があります。
ちなみにgx:drawOrder は描画の優先順位なので特に1 で問題ないと思います。