作品を評価してもらうには、「どう期待させるのか」を考える必要がある。
ユーザーに評価されたい! 誉められたい!
創作していくとそんな思考に陥ることがあります。
そんな時にユーザーが何を得られるか、
考えることは多いと思いますが……
その前提として重要なのは、
「ユーザーに何を期待させるか」になります。
今日はそんな物語にある「期待成果」のお話。
評価は物語を読む前から始まっている!
《人は期待を元に評価する》
人は予測ができる生き物だ。
物語を読む際にも、
無意識のうちに予測を立てている。
「こうなるんだろうな」
「ああなってほしいな」
この予測を「期待」と呼ぶ。
期待を上回ることで、
ユーザーはその物語、作品を高く評価する。
期待通りであれば、評価は普通。
だけど興味はどんどん薄れていくだろう。
期待を下回ったら……まあ分かるよね。
このように評価は、期待を元に行われる。
なら期待はどこから生まれるのか?
ユーザーの記憶と経験からです。
《期待を操作せよ!》
ユーザーごとに違う記憶と経験。
例えば私はシナリオと音楽が好きなので、
どの作品もそれを軸に期待することが多い。
でも貴方の場合はまた変わってくるだろう。
だから期待の軸は千差万別。
これを作り出すことは不可能ですよね。
でも、操作することは出来る。
簡単に言えば、
「何から期待を形成させるか」
を選択させることで操作できる。
分かりやすい期待の操作は直接的な比較です。
商品の説明とかであるよね、
「他社の製品に比べて何倍の性能です!」とか、
「前の製品にはなかった機能搭載!」とか。
これは「Aに比べてB」という形。
つまり、期待を作り出す要素をAに限定している。
こういう風に……
比較対象を指定すれば、
期待を操作することは可能なのです。
《与える期待と成果を考えよう》
期待を操作して、それを超える成果を出す。
そこを企画時点で考えることが、
作品を評価してもらう方法の1つになります。
その為にも色んな作品を分析することは重要。
特に多くの人が知っている、
ヒット作は見た方がいいでしょう。
どんなものが売れているのかも大事だけど、
同時に押さえておくべきは……
「一体何と比較させるのか」を知ること。
それを知ることは評価に繋がりやすいので、
オススメな考え方です。
《おわりに》
何が人気なのか。
何が期待されるのか。
それを分析して、
評価される作品を考えよう!
……と言うのは簡単なので、
今後立証できるように頑張っていきます。
目指せ実績! 説得力!!
という所で今日はここまで。
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