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印象付けするなら、時間の流れを変えよう。

今日は短く、要点だけの #物語の考え方

「パッとしないまま物語が終わってしまった……」

と感じたら、
「印象付け」が足りないのかもしれません。


印象……それは深く心へと入り、忘れられないこと

物語において場面や台詞を印象付けると、
よりユーザーの記憶に残らせることが出来ます。

○○の明言とか、○○の感動シーンとか。
そんな風に言われる所は、
よく印象に残っているとも言い換えられる。

しかし一言「印象付けよう!」と言っても、
抽象的でよく分からないのが実情です。

なので今日は印象付けテクニックの1つ、
「時間の流れのコントロールについて」
を簡単に解説します。


と前置きしたけれど、実はそう難しくありません。

「時間の流れを、いきなりゆっくりにする」

これだけです。


通常の速度で進んでいた所を、
いきなり1秒1秒をしっかり書くかのように、
ゆっくりと詳細に見せていく。

この瞬間は、とても印象に残りやすいんです。

理由を簡単に説明すると、
「明確な変化を作れる」から。

先生が「はいここテストに出るよー」と言うように、
皆の注意を引いているのと同じ。

わざとらしく「大事な部分ですよ」と見せると、
印象に残りやすいのだ!


……あ、ゆっくりの時間が長く続いたり、
短い間隔で連続させたり、
作中に何度もこのテクニックを使ったりすると、
残念ながら逆効果になります。

1問1問に「テストに出るよ!」と言われたら、
どう考えても覚えられませんよね。
それと同じ。

日常に起こる非日常は、印象的な出来事。
でも非日常ばかり起きれば、
それはもう日常となってしまうのです。

いつもはもっと詳細に、
「物語の考え方」を記事にしています。

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恒石涼平@ゲームシナリオライター
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