【読書】もっとライトに生きたい「旅屋おかえり」原田マハ
あらすじ
売れないアラサータレント“おかえり"こと丘えりか。ひょんなきっかけで始めた「旅代理業」は依頼人や出会った人々を笑顔に変えていく。『楽園のカンヴァス』の著者が贈る感動の物語。
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1.まえがき
おお~!!!僕の大好きな小説、原田マハさんの「旅屋おかえり」がドラマ化するって!!!
おかえり役には安藤サクラさん、鉄壁社長にはなんと武田鉄矢w
のんのさんは美保純とどれもぴったりな役柄ではないですか。
(個人的にはおかえりは波留、鉄壁社長は芋洗坂係長だとおもっていた)
これは見たい…。
NHKBS契約してないけど、なんとかなるやろ。
2.旅屋おかえり
を初めて読んだころ、僕は精神的にも肉体的にも疲弊しきっていた。
大好きだった読書の時間も取れず、本も全く読めない期間が続いた。
やっとその苦節から解放され、なんとなく手に取った一冊の本がこれ。
タレントのおかえりがとある事情で旅ができない人の代わりに旅をする、というのがおおまかなストーリーだが、そう、読者である僕自身が依頼人のようでおかえりに旅をしてもらった、といっても過言ではないだろう。
いきなり舞台は僕の大好きな東北。
秋田の角館。
角館って桜が有名なのね。って知らなかった。
それこそNHKのハルさんを見てる感じ(なんであれ終わっちゃったの?好きだったのに)
ちょっと恥ずかしくなるセリフも多いんだけど、疲弊しきっていいた僕の心をおかえりは元気にしてくれた。
秋田の角館にもいつかいってみたいなあと思って早4年。
まだ行けてません。
3.愛媛県内子町へ、そしてまとめ
物語は後半戦へ。
一巻読み切りなのに前半の伏線が、ここから回収されます。
鉄壁社長(ドラマでは武田鉄矢w)の歯がゆいストーリーを軸に進みます。
この旅の舞台になる愛媛県内子町も、初めて知った観光名所でした。
(高知県にも行きます)
旅=過去との清算だとつくづく思います。
この「旅屋おかえり」の主題もそれなんではないかなと。
特に最終章の武田鉄矢の過去への清算。
娘のように育ててきたおかえりが持ち前の好奇心とともに、すべてを繋げます。
この作品は「イヤみ」がありません。
どこまでもナチュラルに、おかえりと一緒に旅をし、自分の過去を振り買ってはおかえりに旅をしてもらいます。
「旅屋おかえり」という本を読めば、おかえりに依頼をしたことになり、旅をしてもらえます。
それはたった2章分の旅ですが、いい旅だった。と言えます。
そして今回、ドラマでまたおかえりが旅屋をしてくれるんだから、見るしかないですよね。
何かに疲れている人、おすすめの本です。