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FreeStyleリブレでリアルタイム記録 (3) / Nightscout
Nightscoutとは?
Nightscoutは、オープンソースのプロジェクトで、Webブラウザ、スマホアプリ、スマートウォッチなどからリアルタイムにグルコース値のデータを見ることができるシステムです。
1型糖尿病の子供たちの親たちが自分の子供の状況を遠隔からモニターしたいという要望から生まれたものです。
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Nightscoutサーバーの用意
大まかに分けて3つの方法があります
(1) -> (2) -> (3) の順に難易度が上がっていき、月額コストは下がっていきす。
(1) クラウドサービスベンダーを使う
登録と簡単な初期設定だけですぐに使い始めることが可能。
ただし有料で月額1000円~2000円くらいのコストがかかります。
コスト以外に弱点はなく、技術的スキルも必要なしで、以後のメンテナンスも不要なので手間がかかりません、。
公式サイトには4社の比較表が掲載されていて、この中から選ぶのが無難かと思います。
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(2) PaaSやVPS上にNightscoutを構築
サーバーの準備などは不要ですが、Nigthscoutのインストールは
自分で行う必要があり、PCに不慣れな人にはハードルが高いです。
アップデート等のメンテナンスも必要になります。
PaaSは無料のものから有償(1よりは安い)のものまで選択できます。
少し前はPaaSのHerokuとDatabaseのMongoDB Atlaのコンビが多かったようですが、Herokuのフリープランがなくなり有償化したことで、ベストな選択とは言えなくなりました。
MongoDB Atlaにフリープランはありますが、容量がわずか512MB(おおまかに1年程度のデータ量)しかないため、永続的に使うには難しいという面もあります。
(3) 自宅サーバーに構築
サーバー機器の用意、OSのインストール、Nightscoutのインストール
外部からのアクセスへの対応などすべて自前でやる必要があります。
月額コストは無料ですが、サーバーの初期コストが必要なためコストゼロとはなりません。
結論
現実的にはほとんどの人にとっては(1)がベストな選択となります。
自分の場合はすでに別件で自宅でサーバーが稼働中という環境のため、
あえて3を選択しました。
次回は自宅サーバーの構築手順をメモ代わりに。
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