プラモデル製作記 ハセガワ 1/72 三菱 F-2A/B
はじめに
ハセガワの「1/72 三菱 F-2A/B」を作りました。型番は「00545」です。
以前新品で購入したまま積んでいたもので、ようやくの製作です。
現在も定番品として再販されています。
「三菱 F-2A/B」について
戦闘機好きな方なら説明は不要かと思いますが、航空自衛隊で現在も運用されている戦闘機です。
国産の「F-1」支援戦闘機の後継として、「F-16」戦闘機をベースに様々な改良を加えて完成した戦闘機です。
当初は純国産の戦闘機として開発計画されましたが、最終的にはアメリカとの共同開発となりました。
国産の空対艦ミサイルを4発搭載し、日本の広い領海上で満足な戦闘行動半径を得るために、機体はF-16に比べて大型化されています。
また洋上での任務が多くなることから「洋上迷彩」と呼ばれる青系の迷彩が施されているのが特徴です。
単座の「A型」と複座の「B型」があり、複座型は機種転換や訓練に用いられます。
現在は主にA型が百里基地および築城基地に、B型が松島基地に配備されており、航空祭で展示飛行が実施されています。
キットについて
キットはハセガワの1/72定番キットの中でも高価格帯の「Eシリーズ」に位置します。
商品名が「F-2A/B」となっているように、単座型だけでなく複座型の機首部分パーツも含まれています。
また、機体のみならず増槽に加えて「空対艦ミサイル ASM-2」4発に「空対空ミサイル AAM-3」2発と、キットのみで「対艦ミッション」の再現ができる兵装が付属します。
一方、空対空兵装は前述のように「AAM-3」2発のみの付属のため、「AAM-4」や「AAM-5」を搭載したい場合や、誘導爆弾等は別途ハセガワのエアクラフトウエポンやファインモールドのミサイルセット等を使用することになります。
現在「F-2の1/72キット」は、このハセガワと後発のファインモールドとがありますが、こちらは組みやすさとお財布にやさしいお値段が魅力です。
デカールは
航空自衛隊 第3航空団 第3飛行隊 (三沢基地 F-2A 03-8503)
航空自衛隊 第4航空団 第21飛行隊 (松島基地 F-2B 23-8109)
航空自衛隊 第3航空団 第3飛行隊 (三沢基地 F-2B 03-8105)
となっており、機体番号の若さからも分かるように、まだF-2が三沢基地と松島基地に配備され始めた当初のキットのため部隊デカールとしては2種類と少なめです。(上で書いたように第3飛行隊は現在は百里基地の第7航空団隷下となっています)
機体番号もF-2Aは量産初号機、F-2Bもまだ一桁の頃ですが、好みの番号が作れるように番号のみのデカールも付属しています。
完成写真
完成写真はこちら。背景はいつもの「紙模型工房」様の「背景支援」よりダウンロードしたものです。
今回はF-2Aの量産初号機である503号機を選択しました。
特に弄らず、インスト通りに組んでいます。
水平尾翼の取り付けはポリキャップ式です。
迷彩塗装のマスキング等を考慮すると、後から差し込むだけで可動式にもなるこの方式が便利でいいですね。
駐機中なので、垂れ下がった状態にしておきました。
迷彩はインスト通りにMr.カラーの標準色(ネービーブルー+ミディアムブルー)で仕上げていますが、これでも十分それっぽい仕上がりです。
別途特色(C374~C376)も出ていますので、お好みで。
兵装はキット付属の対艦ミッション仕様の訓練弾仕上げで。
センタータンクは通常付けないようなので、それ以外をインスト通りに取り付けました。
今回はハセガワの定番キットの「三菱 F-2A/B」を、インスト通りに製作しました。
出てから結構経っていますが、今も比較的安価に仕上がる良キットと思います。