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プラモデル製作記 エアフィックス 1/72 デ・ハビランド チップマンク
はじめに
エアフィックスの「1/72 デ・ハビランド チップマンク」を作りました。型番は「01054」です。
シュリンク未開封のものを中古で入手したので、箱の状態も良好でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1718892205729-dmSu7iyDE0.jpg?width=1200)
「デ・ハビランド チップマンク」について
イギリスの「デ・ハビランド」社で製造されたレシプロ練習機です。
元はデ・ハビランド社製航空機のライセンス生産を行っていたカナダの「デ・ハビランド・カナダ」社で開発された飛行機で、「DHC-1」という型番が付けられています。
イギリス空軍で採用され、イギリスのデ・ハビランド社でも製造されたことから、キット名はこのようになっています。
ちなみに、チップマンク(chipmunk)とは「シマリス」のことです。
固定脚を採用した頑丈な機体で、イギリス空軍では後継となる「スコティッシュ・アビエーション ブルドッグ」に代わるまで運用されました。
イギリス空軍から退役した機体をはじめ、現在も民間で使用されています。
キットについて
キットはイギリス機を数多く手掛けるエアフィックスの「ベテランキット」と言え、主翼裏の金型の刻印を見ると「1969年」とのこと。
![](https://assets.st-note.com/img/1720086256503-jfUwB12JPC.jpg?width=1200)
パッケージのリニューアルやデカール替えを経て現在も新しいパッケージで再販されています。
戦後のレシプロの初等練習機ということで、日本で言うところの「T-34 メンター」「富士 T-3」といった機体を思い浮かべていただければ、この機体の「立ち位置」も掴めるのではないでしょうか。
(この辺の機体、ハセガワのキットの再販をしてほしいところですね…)
キットはさすがにバリも多めで、またパイロットは最初から見えない足をカットしてあるという割り切り仕様となっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1718894264117-THrRmOg4rI.jpg?width=1200)
塗装指示図がやけに大きいなと思いきや、よく見るとキットと同じく1/72スケールで、わかりやすくなっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1718894264103-zl9Qb5gUQa.jpg?width=1200)
デカールは
RAF Cambridge University Air Squadron (Chipmunk T.10 / WK574/G)
CAF Central Flying School (DHC-1 Chipmunk / 051)
RAF No.7 Air Experience Flight (Chipmunk T.10 / WZ856/74)
となっており、イギリス空軍仕様が塗装違い2つにカナダ空軍仕様付きとなっています。
上の写真に、パイロットの塗装指示がちらっと写っていますが、それぞれ所属ごとにパイロットスーツの塗装指示も異なっています。
またカナダ空軍機はキャノピー形状がバブルタイプのため、別部品入りです。
箱絵のイエローバンドのWK574もよかったのですが、今回は赤白塗装(すなわち比較的新しい)のWZ856にしました。
ちなみに以前もご紹介したイギリス空軍の練習機塗装の変遷についてはこちらをご覧ください。
完成写真
完成写真はこちら。背景はいつもの「紙模型工房」様の「背景支援」よりダウンロードしたものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1718892228836-WO8bquGycS.jpg?width=1200)
さすがに小型のため、写真の収まりがいいですね。
カラーリングもよく似合っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1718892232912-SIty2e2K8W.jpg?width=1200)
主翼は実機が前側が金属、後ろが羽布張りということで、モールドでも再現が試みられています。
![](https://assets.st-note.com/img/1718892240438-NY4L0JDHtU.jpg?width=1200)
横から。
キャノピーから覗くパイロット、さすがに狭そうに見えますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1718892246443-FFj6738Uov.jpg?width=1200)
空冷のレシプロ機ですが、搭載エンジンは星型ではなく直列4気筒の「ジプシー・メジャー」です。
このためカウリングは縦に細く、少々クラシックな外観になっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1718892253872-Wojx1UHwee.jpg?width=1200)
今回はエアフィックスの「デ・ハビランド チップマンク」を製作しました。
箱もそれほど大きくはないのですが、一緒に写すとますます小さく感じます。