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プラモデル製作記 グンゼ・エアフィックス 1/72 グロスター ミーティアIII


はじめに

グンゼ・エアフィックスの「1/72 グロスター ミーティアIII」を作りました。型番は「X-209」です。
オークションでいくつかまとめて購入したものです。

箱写真

「グロスター ミーティアIII」について

イギリスの「グロスター」社によって第二次大戦時に開発された「ジェット」戦闘機です。(「ミーティア」といっても、SEEDの兵装ユニットの方ではありません)
当時ドイツで既に実用化されていた「メッサーシュミット Me262」に続く実用ジェット戦闘機で、この当時の連合国側での初のジェット戦闘機です。
主武装は機首に設けられた20mm機関砲4門です。
当時のジェットエンジンの信頼性の低さから双発となり、また量産試作型の時点ではエンジン部品の強度が足りずに機動制限が掛けられていました。
量産型のF.3型(本機「III」型)は戦闘機として運用が可能でしたが、戦闘機との交戦機会がなく対地攻撃機として運用されました。
F.4型以降は戦後の改良型となり、エンジンの信頼性も向上、ハードポイントの増設や偵察機型などのバリエーションも製作されています。
レシプロ機からの転換が容易だったそうで初期のジェット戦闘機としては輸出も多く、イギリス以外の国の空軍でも数多く運用されました。

キットについて

キットは本noteでもたびたび紹介しているグンゼ産業がエアフィックスと提携していた時代のキットで、黄色の箱の「シリーズ2」です。
胴体パーツに金型の刻印があり、1969年とあります。キットの成型色はダークグリーンです。

金型の刻印

パーツ数も少なく、素組みであれば製作も容易な部類かと思います。
「ミーティアIII」とのことですが正式には「F.3」型のことで、量産型の機体です。

デカールは一種類で

  • イギリス空軍 "YQ-Q" EE239

となっており、ミーティア F.1も受領しテストしていた第616飛行隊の所属機となっています。

完成写真

完成写真はこちら。背景はいつもの「紙模型工房」様の「背景支援」よりダウンロードしたものです。

完成写真1

「F.3」型ではハードポイントも無く主兵装以外の兵装類は装備できないため、特に改造することもなくキットそのままです。
イギリス空軍機としてはオーソドックスな「グリーンとグレー」の迷彩、今回は筆でボカシを描き込んでみました。

完成写真2

あまり先進性を感じさせない、どこかパッとしないという評価の多い本機ですが、作ってみると意外としっくりきます。

横から

タイヤにはよく見ると「泥除け」がついており、ジェット機ではなかなか無い装備です。

箱と合わせて

今回は「グロスター ミーティアIII」を製作しました。
オーソドックスでシンプルな飛行機、息抜きにはちょうどいいですね。


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