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プラモデル製作記 ハセガワ 1/72 四式戦闘機 疾風


はじめに

ハセガワの「1/72 四式戦闘機 疾風」を作りました。型番は「00134」です。
少し前に旧パッケージのものを作っていたのですが、新品で再販されたので売り切れる前にいくつか購入しておきました。

箱写真

「四式戦闘機 疾風」について

第二次大戦時の旧陸軍の戦闘機で、中島飛行機(後の富士重工、現SUBARU)により設計・開発された飛行機です。
旧陸軍の機体には「キ番号」と呼ばれる試作番号が付けられますが、本機には「キ84」が付けられています。
「大東亜決戦機」として大きく期待され、大戦後期の主力戦闘機として数々の戦場や防空戦で活躍しました。
一式戦闘機「隼」のような格闘戦重視の「軽戦」と二式戦闘機「鍾馗」のような重武装の「重戦」とを合わせた高性能な万能戦闘機として位置付けられ、戦後のアメリカによるテストでも好成績を残し、高評価を受けています。
戦後日本で里帰り飛行を行った機体が現存しており、現在は鹿児島の「知覧特攻平和会館」にて展示されています。

キットについて

上で「旧パッケージ版」の話をしたように、幾度とパッケージ替えや再販が行われているベテランキットです。
また、私が以前旧版を製作したのは付属デカールの変更がされているからでもあります。
現在は安価な価格帯に位置する「Aシリーズ」のひとつとして、再販がされています。
コックピット内やカウリング内等の見えないところは簡略化されていますが、パーツ数が少なく組み立てやすく、また組み上がりのプロポーションも良好なキットです。

デカールは

  • 飛行第29戦隊 第2中隊

  • 飛行第47戦隊 旭隊

となっており、前者が箱絵の全面シルバーに青い部隊マークが目立つ機体で、後者が本土防空のオリーブドラブに近い色合いの機体となっています。
ちなみに旧版では「飛行第73戦隊 第1中隊」のデカールとなっていました。
今回は銀翼の映える前者を選択しています。

完成写真

完成写真はこちら。背景はいつもの「紙模型工房」様の「背景支援」よりダウンロードしたものです。

完成写真1

日本の旧軍機としては力強さを感じるデザインですが、流線型にまとまった機体やバランスのいい翼配置など日本機らしいポイントも随所に見られます。

完成写真2

機体のモールドはベテランキットらしく凸ですが、ハセガワキットらしいシャープで繊細なラインとなっています。

完成写真3

特徴的な青い矢印の部隊マークが目立ちますね。
飛行第29戦隊は台湾での防空任務が中心だったようです。

箱と合わせて

今回は「四式戦闘機 疾風」を製作しました。
組み立てやすく、再販されるのも納得の良キットと思います。


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