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プラモデル製作記 ハセガワ 1/72 F-100D スーパーセイバー


はじめに

ハセガワの「1/72 F-100D スーパーセイバー」を作りました。型番は「D008」です。
中古で見かけての購入です。最近は再販の機会も減っているので、なかなか入手しづらくなっていますね。

箱写真

以前製作した「F-4J ファントムII」と同じ時期のイラストとなりますが、JSから始まる型番の書かれていない、後に出たもののようです。帯の色と番号が変更になっています。
こちらの方が数年後のものとなるので、デカールの劣化が少しでも進んでいないことを期待できるかと思います。
(ただし、購入したキットには「JS-035」時代の説明書が入っていたため、デカールの劣化についても推して知るべし、です)

「F-100D スーパーセイバー」について

「F-100」は愛称の「スーパーセイバー」からわかるように、「F-86 セイバー」の後継として開発された戦闘機です。
世界初の実用超音速戦闘機として知られ、機外搭載物の無いクリーン状態という制限こそあるものの、音速の突破を果たしました。
制空戦闘機としての活躍を期待されていましたが、実際には戦闘爆撃機として運用されることが多かったようです。
機首にインテークを持つことからも分かるように、初期のレーダー照準器のみの装備であったことから対空兵装は機銃と初期の「サイドワインダー」ことAIM-9のみであり、空対空での目立った活躍の機会はありませんでした。
「F-100D」は低高度爆撃システムなどのアビオニクスを装備した戦闘爆撃機型であり、スーパーセイバーの決定版と言える機体です。
「F-100」以降続くアメリカ空軍の制式番号が100番台の戦闘機は「センチュリーシリーズ」と呼ばれています。

キットについて

1980年代に発売されたかなり古いキットで、プラの成形色は「グリーン」となっており、単色ですがベトナム迷彩に合わせた色となっています。
コックピットの計器板は後年の再販時に金型が修正されてパーツが追加されていますが、この当時はまだ計器板デカールを台紙ごと切って貼りつけるタイプです。
説明書には部品単位の名称も記載されていて、分かりやすくなっています。
インボードパイロンの吊るし物は「増槽」「ブルパップ」「サイドワインダー」と複数から選択可能となっていますが、アウトボードのパイロンは付属していません。
給油プローブはストレートタイプとコックピットから目視しやすく曲げたタイプの2つから選択可能で、キット付属マーキングでは曲げたタイプを使用するように指定がありました。
付属のデカールは

  • 第131戦術戦闘中隊 (63204)

  • 第308戦術戦闘中隊 (053580)

  • 第8戦術戦闘連隊 司令官機 (53615)

となっており、上2つがベトナム迷彩、一番下が全面シルバーとなっています。

完成写真と改造点

完成写真はこちら。背景はいつもの「紙模型工房」様の「背景支援」よりダウンロードしたものです。

完成写真

マーキングは全面シルバーの「第8戦術戦闘連隊 司令官機」としました。
なんとかデカールも生きていたようです。
吊るし物は増槽とサイドワインダー、そしてアウトボードパイロンを自作しての「BLU-27 ナパーム」搭載です。

機首周り

インボードパイロンは付属のサイドワインダーのデュアルランチャーが「逆T字」となるタイプでしたが、どうも実機写真を漁っていると「逆Y字」となるタイプではということで、こちらも自作しました。(資料が少ないため憶測も入っています)
ぶら下げるのは空軍型の「AIM-9E」ですが、付属品だとシーカーからの形状が「B型」を延長したような先端の丸い形状になっていたので、エアクラフトウエポンから4本持ってきました。

下から

ナパームはエアクラフトウエポンから持ってきてもよかったのですが、せっかくなのでパイロンともども自作することに。
フィンの有無含めて、下記にて頒布しています。
おっと、タンクの合わせ目消しを忘れてましたね。

箱と合わせて

今回はセンチュリーシリーズ第一弾となる、「F-100D スーパーセイバー」を製作しました。
今回はデカール劣化の都合もあってシルバーの機体としましたが、やはりベトナム迷彩の機体も並べてみたくなりますね。

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