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つくるのが目的じゃなく、使われるのが目的で。
以前ちらっと書いたかもしれないが、最近学びたい・学んでいる部分として「アクセシビリティ」というものがある。
アクセシビリティというのは、簡単にいうと「情報へのアクセスのしやすさ」になってくる。特に最近は、、というか数年前からスマホを持つのが当たり前になり、デジタルの環境が普通になってきた。そういった部分でよく言われるのが「ウェブアクセシビリティ」の問題だ。
ウェブアクセシビリティに問題がある、とはどういった状況だろうか。
それは、例えば音声情報が設定されていなくて目が見えない方にとっては情報を取得できない、とか。色が明るいものは見えづらい方にとって、見やすい状態になっているか、とか。日本語がわからない外国人にとって、簡単に正しい意味を理解できる情報が整っているか、とか。
すべてを網羅しているわけじゃないが、簡単にはこんなところだろう。
アクセシビリティの原則として4つが定められている。
①知覚可能②理解可能③操作可能④堅牢、の4つだ。
知覚可能というのは、ユーザーが情報を「感知」できるかどうか、ということ。目が見えなかったり、耳が聞こえなかったり、人によって情報を受け取ることに難しさが生じることはある。
その一方で、視覚だったり、聴覚だったり、触覚だったり。情報を伝える手段ってたくさんある。情報って、まずは受け取ることが出来ないと話にならない。そこに対してのアプローチ、できてますか?と。自戒も込めて。
例えば、字幕をつけるとか、音声アシスタントをつけるとか、色のコントラストをちゃんとつけて見やすくするとか。出来ることはいくつもある。
理解可能というのは、コンテンツの内容だけじゃなく、ページやサイトそのものがわかりやすいか、ということ。情報は受け取れても、欲しい情報の得方がわからなかったら元も子もない。
例えば、専門用語を使わずに優しい用語を使うとか。統一されたバナーやボタンが使われているとか。お問合せフォームに入力例がついているとか。小さいところから、出来ることはたくさんある。
操作可能というのは、相手がどんな状況であっても、問題なく操作ができるかどうか、ということ。便利な機能があっても、それを使うことが出来ないと意味はない。
例えばボタンやリンクが近すぎないとか。画面が点滅しないとか。キーボードのみでも操作が可能とか。
堅牢というのは、様々な環境でも正常に動作する「柔軟性」があるかどうか、ということ。
わかりやすいところでいうと「レスポンシブ対応されているか」。パソコン版では綺麗に見えているけど、スマホ版になると崩れていたりすることってある。それにパソコンだと画面が横に長いけど、スマホだと縦に長い。それぞれの画面サイズや比率に適したデザインになっているかって大事だ。
というのがアクセシビリティ。
そもそもWEBサイトなどを見る側だけだったら、そこに対しての意識ってあんまり向けなくてもいいんだけど、いざつくる側に回るとむけなきゃいけない。
デザインを凝ろうとして「つくる」ことに目がいくと、これって結構危なくて。つくることに意味があるんじゃなくて、使われることに意味がある。そこの目的を、はき違えちゃいけない。
正直まだまだ知識も上っ面で。
「じゃあそのために、何をどうする」までは落とし込めていないけど、まずは知る、そして意識する、は大切にしたい。そして形にする、まで落とし込んでいきたい。
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