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何もない部屋に響くラジオ
ここ最近続いている引越しシリーズはもう少し続きます。
自分の諸々の予定があって、引越し荷物の搬出~引越し荷物の搬入まで中1日空くという、ちょっと変なスケジュールを組んでいる。
その間で、部屋のカギの受け取りにいったこともあり、お金節約のためにも1日は必然的に「何もない部屋」で過ごす形となる。
家具家電は備え付けのもの(エアコンくらい)しかなく、当然ベッドも布団もない。移動の時に持っていたリュックサック1つ分の荷物くらいだ。独り身であるため、当然会話をする相手もいない。
まっさらな部屋に、男性が1人、という状況だ。
新しい部屋である以前に、そもそも新しい市区町村であり、新しい都道府県に住むわけで。不安が何もないと言ったら嘘になる。
何か声が欲しくなる、そんなときに頼りになるのがラジオだった。決して自分と交わる世界観ではないかもしれないし、不特定多数に向けた発信であることは言わずもがななんだけど、どこか「自分に向けて」話してくれるかのような感覚に陥るのが、ラジオの醍醐味だと思う。
リアルタイムで聴くこともあれば、radikoで聴いたり、Spotifyのポッドキャストで聴いたりする。そんなスマホの向こう側から流れてくる声や笑いが部屋中に響き、どこか安心を覚える。それだけでなんか「生活がまわってる」感がある。
テレビやラジオ、YouTubeやサブスク配信など、エンタメを摂取できる媒体は多岐に渡る時代になった。効率だけ、自分に刺さるものだけを選ぶのであればYouTubeやサブスク配信なのかもしれない。
だけど自分は、これまでもラジオで支えられてきたし、きっとこれからもラジオに支えられていく。生活をともにしていくのがラジオなんだと思ってる。
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