人生の楽しみって

この週末、人生初の四国へと足を運んだ。
実はこれは1年前くらいから計画していたものだ。

大学で1年からずっと一緒だった男3人での四国旅。
散り散りの都道府県で働く3人が、まずは兵庫県に集う。

今回の四国旅は超過密日程のスケジュールだ。
なんせ2泊3日で四国全県を回ろうとしているのだから。

公共交通機関とレンタカーを駆使して回ろうというわけで。
早速徳島県からスタートした。

徳島で向かった地は「大塚国際美術館」。

美術に詳しくない自分だけど、その迫力は圧巻だった。1つ1つの絵の大きさ、繊細なタッチ、色の表現。絵を見るだけでその情景が分かるものがある一方で、「これは何の絵をかいてるんだ？」と”わからない”絵が書かれているものも。それもまた一興なのだ。

夕ご飯は徳島ラーメンを食べた。
細麺でちょっと味が濃い感じだけど、しつこくなくて。一瞬でたいらげた。

そしてその日の夜は高知県のホテルへと向かう。ホテルについた後に向かった居酒屋では美味しいお酒とお食事を堪能。

何といっても高知といえば「カツオ」。
分厚いカツオの刺身はこの上ない美味しさだった。

ようやくこれで1日目終了。すでに密度が濃い。

2日目は高知からのスタート。最初に向かったのは「桂浜」。
坂本龍馬像があるところだ。坂本龍馬像の大きさが圧巻だったのは言わずもがな、それ以上に海のスケールがデカかった。本当に気持ちよかった。波の音がまたいいんだ。

盛大にパワーをいただいた。

そしてそこからは車を走らせ香川県へ。香川県でのお目当ては「金比羅山」。785段という段数を登って本宮にたどり着くことができ、さらに歩を進めて合計1300段以上先にあるのが奥社。

男3人、当然奥社まで進んでいく。
「これいけんのか～」などと言いながらも、なんだかんだ歩を進めるのが我々で。自分はミラーレスカメラを手に後ろからみんなを鼓舞するという引率の先生状態。無事、頂上まで登り切った。

プルプルと足を震わせながら、次なる目的地は愛媛県の道後温泉へ。
道後温泉、これがまたすごいんだ。
まず町全体が観光客に向けてなのかすごい賑わいを見せている。

みかんジュース、鯛めし、十六屋タルト、道後プリンなどなど。いたるところに「蛇口をひねればみかんジュース」だった。泊まった旅館には飲み放題の「蛇口からみかんジュース」状態。

もちろん温泉もものすごく気持ちよかった。そして何より鯛めしがめちゃくちゃうまかった。

松山の鯛めしと宇和島の鯛めしとあって、2日かけてどっちも食べたんだけど、これがまたどっちもうまいんだ。困ったものだ。

美味しいものを食べて「悔しい…」と思ったのは人生で初めてかもしれない。だってこんなおいしい食べ物を知ってしまったらまた食べたくなっちゃうじゃないか。

で、最終日は松山城へ行き、お城の中に入り四国旅完結。あっという間の2泊3日だった。

月並みな表現になってしまうのだが、
「人生の楽しみって、こいいうことなんだろうな、、」
と思った旅行だった。

大好きな人たちと旅行に行って、また行きたいなって思う場所が増えたり、また食べたいなってものが増えたりしていくことで人生の楽しみは何倍も何倍も楽しくなっていくんだろうなと。

四国すっごいよかったし、まだ全然まわりきれていないもん。
でもこの「ちょっと足りない」くらいがきっとちょうどよくて。人生のどこかでまた行ってみたいなって思う。

最高にQOLが爆上がりした2泊3日の旅でした。