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問題の本質はどこなのか

少子高齢化が進んでいる今の時代。問題の一つとして、高齢者の万引き問題、刑務所の出戻りなどが問題にある。たしかに万引きは犯罪である。やってはいけない。・・・それでこの問題を終わらせていいのだろうか。1つ私が気になった記事がある。

メディアの取り上げは「貧困」の部分が中心だ。やはり万引き=お金がないからやるという部分も強いからだろう。ただ私が考えるもう一つの問題の本質は「精神的貧困」にあると考える。記事にもあるが、「刑務所では話し相手もいるし、刑務作業でわずかでもお金を貯められる。彼らにとって、自由はなくても刑務所や留置場の方がましなのだ。」。人との関わりを求めて、刑務所に戻りたい人がいる、衝撃的だがこれが現実なのかもしれない。

われわれは今一度、当事者意識を持つ必要があるのかもしれない。少子高齢化が進み、晩婚化、独り身が増えている今の時代、「明日は我が身」なのだ。いま「自分はそうはならない」と思っていても、先のことなど誰もわからない。だったら問題が明確にわかっていて、自分が主体的に関われるうちに対策を講じるべきなのではないか。

対策の一つはコミュニティ、「サードプレイス」の存在だろう。テクノロジーが普及して「楽」ができる今の時代。これは良くも悪くもである。またテクノロジーの変化は激しく、いつ自分がついていけなくなるかはわからない。ただ人の繋がりは不変だ。そしてなによりも頼りになる。そして居場所があるという安心感はとてつもない。オンラインのコミュニティももちろん大切だが、これからはもっと「オフラインのコミュニティ」についても考えていかないといけない時代に来ているのかもしれない。

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塩浦良太
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