![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152240727/rectangle_large_type_2_9c6ab1bf5e5bdf8b68a19e6facc6f5ac.jpeg?width=1200)
デジタルシフトが顕在化したのは企業文化とリーダーの在り方 #1205
お元気ですかー?
今日は「デジタルシフトが顕在化したのは企業文化とリーダーの在り方」というタイトルでお話しします。募集されている「#デジタルで変わったこと」というテーマに参加させていただこうと思います。
デジタルシフトがもたらした直接的なメリット
まず、デジタルシフトが僕たちの仕事環境に与えた直接的なメリットを振り返ってみます。例えば、リモートワークが普及し、場所に依存せずに仕事ができるようになったことは、誰もが実感しているでしょう。(もちろん、リモートではできない仕事もたくさんあります)これにより、通勤時間が削減され、ワークライフバランスが改善されたという声も多く聞かれます。
また、デジタルツールの活用により、企業活動がデータとしてリアルタイムに可視化され、意思決定のスピードが劇的に向上しました。業務の進捗状況やパフォーマンスを数字で把握できるため、これまで以上に迅速で的確な判断が求められるようになっています。
僕が長年従事している人材サービス営業の分野では、かつては、企業訪問の数が大切なのか、営業の習熟度が大切なのか、はたまた・・・といった議論が尽きず、結論も意思決定者ごとにバラバラになりがちでしたが、営業活動をデータでダッシュボードで可視化することで、論理的な結論が出せるようになりました。特に短期的な因果関係は本当に見えるようになり、体系的に営業活動が与える影響を推し測ることができるようになりました。
長期的な視点での可視化は、様々な変数があり、データだけではなく、仮説思考や各社のビジョンにより、判断や意思決定は変わってくると思いますが、そこに議論を集中できるようになったのは本当に素晴らしい恩恵だと考えています。
しかし、デジタルシフトの影響はそれだけにとどまりません。僕が特に注目しているのは、企業文化とリーダーの在り方が大きく変わったという点です。
企業文化の変化
デジタルツールが普及することで、企業文化がより透明化され、組織内のコミュニケーションや意思決定のプロセスが可視化されるようになりました。
一つ具体的な例を挙げましょう。(ぼっ、僕の経験ではないですからね…!)ある大手企業では、デジタルツールを導入する前は、現場の声が経営層に届かず、意思決定が一方通行になりがちでした。そして何より、現場で起こっていることが伝わらないがゆえに現場ごとに独自の文化が形成されていました。ものすごくホワイトな発信やビジョンを掲げているのに現場は真っ黒・・・というと言い過ぎでしょうか。イメージとしてはそのように、作りたい企業文化が上意下達の道のりのどこかで捻じ曲がってしまう現象が発生していました。
しかし、デジタルツールの導入により、現場からのフィードバックがリアルタイムで共有されるようになり、経営層も迅速かつ適切な判断を下せるようになりました。また、オンライン会議やチャットツールのログが残ることで、誰がどのような意見を出し、どのように議論が進められたかが後からでも確認できるようになりました。このような透明性は、企業文化を明確にし、その文化が本当に機能しているのかを測る指標にもなっているのではないでしょうか。結果として、企業全体の一体感が高まり、社員一人ひとりが会社のビジョンに共感し、主体的に行動しやすくなったのではないかと僕は実感しています。もちろん、まだまだそれが本当に成し遂げられているわけではないと思いますが、特にコロナ禍以降、デジタルの活用がグッと進み、企業文化がより明確化されていると感じるのです。
リーダーの在り方の変化
併せて、このような環境下で求められるリーダーの在り方も大きく変わってきたのではないでしょうか。従来のリーダーシップは、現場での直接的な指導や密室でのマネジメントが多かったですが、デジタルシフトによってリーダーには新たなスキルセットが求められるようになりました。
分かりやすい変化は、リーダーがデジタルツールを使いこなし、メンバーとのコミュニケーションを円滑に進める能力が必須になったことです。また、リモートワークではメンバーのモチベーションを維持するために、フィードバックや感謝の気持ちを伝えることがこれまで以上に重要になります。直接顔を合わせる機会が減った分、リーダーがどのようにしてチームを鼓舞し、サポートするかの重要性が上がったと言えるのではないでしょうか。
また、僕が見逃せないと思うのは企業文化と同じで、デジタルシフトによって、リーダーの役割や意思決定も可視化されていることです。データに基づいた意思決定が求められる中で、リーダーは短期的な成果だけでなく、長期的な視点を持って組織を導く力が必要です。しかも、多くの場面で、誰もみていない会議室で決めたり指示をするのではなく、透明性の高い状況の中でマネジメントしていくことが求められるのです。
最後に
今日は「#デジタルで変わったこと」というテーマに参加させていただきました。僕は、ビジネスの現場でデジタルで一番変わったことは、情報が民主化されて、可視化され、透明性が上がったことで、本当の意味でのリーダーシップや公正で効果的な意思決定が求められるようになったことだと考えています。その結果、企業文化が作りやすくなり、リーダーの在り方が大きく変わってきたのではないでしょうか。
では、また!
派遣で働く方、正社員という働き方に悩む方、派遣会社や人材サービス企業に入社して悩んでいる方、どれでもない方、ご質問やご相談はこちら↓へお願いします。※無料で全力でなんでも答えます。
オープンチャット「人材派遣スタッフの駆け込み寺」(匿名&出入り自由)
オープンチャット「人材派遣営業の駆け込み寺」(匿名&出入り自由)
公式LINEで個別連絡が可能です(無料オンライン相談、有料記事プレゼントがついてきます)
いいなと思ったら応援しよう!
![櫻井 諒|あえて今の仕事を選んでいる人を増やす](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/134517035/profile_9ba22348037bfc0e7d1eb24c09bc6592.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)