ロジカルであることそのものには、あまり意味はない
こんにちはー!
今日のnoteは「ロジカルであることそのものには、あまり意味はない」というお話です。
ロジカルに話すことに懐疑的
会社員をしているとロジカルであることがすごく重要なように言われることがあります。
ロジカルシンキング、ロジカルに話す、ロジックが成り立っている・・・そういったものの価値はすごく高いと言えそうです。
しかし、僕はロジカルさ、特にロジカルに話すことを大切にすることには懐疑的です。
みんなロジカル
なぜなら、ロジカルでも受け入れてもらえない意見はたくさんあるからです。
僕が大人になったころにはロジカルに話す系の本は山ほど本屋さんにありました。
そのせいなのかは分かりませんが・・・正直、ロジカルに話すことができない人を探すのが大変なくらい、ロジカルに話す人ばかりです。
そもそも、ロジカルに話すというのは、話の論理が成り立っていることを指します。
おなか減った→泣く
という僕の息子のコミュニケーションも「おなか減ったから泣いてアピールする」と、接続詞の「から」が成立しているわけで、ロジカルと言えます。
そもそも、ロジカルに話したり構成されていることはそこまで難しいことではないのではないでしょうか。
受け入れてもらえないのはロジカルじゃないからではない
そもそも、話を受け入れてもらえない場面での多くの理由はロジカルでないからではありません。
ロジカルかどうかはわかりやすく伝えるために必要な最低限のスキルなだけだと思うのです。
例えば、僕は犬を食べたいとは思いません。
「犬だって牛だって豚だって同じ動物だから、食べてはいけない理屈はない。おいしいから食べようよ。」って言われても、(よほどの危機でなければ)食べることはないと思います。
なんとなく、嫌だからです。
「犬だって牛だって豚だって同じ動物だけど、文化が違えば食べたくない人もいるよね。」のほうがロジックは弱いけど、共感できます。
(そういえば、鯨は知能が高いから食べてはいけないという「バカなら食べていい」みたいな理屈も見たことあるな・・・)
これと同じように、ビジネスの現場でも、気持ちや文脈を無視したロジックやその人に都合のいい内容をロジカルに主張しているだけの話が全く共感を得ることができない場面を目にします。
ロジカル教の教義は否定しにくい
ただ、質の悪いことに、共感を得られないからと言って完全に反対されるかというと、非常にあいまいな着地をしがちです。
ロジカル教の教義がとても強固だからです。
共感ができていない側の人たちさえも、ロジックは成り立っているから、反対をしにくそうにしていたり、ロジカルと評判の人の話が否定しにくく、そのまま、なんとなくスルーされるような議論が多く行われているように思います。
改めて大きな声で言っておきますが、ロジカルであることにはロジカルであるという意味しかありません。
ロジック教の教義という呪いからは逃げ出して、エモーショナルな面で共感できないと素直に言ってしまいましょう!(それができるのが心理的安全性がある組織ですよね・・・!たぶん)
そもそも、ロジックなんて、パソコンとか算数とかAIとかなんかそっち系のアレのほうが得意なはずです。
これからはロジカルであることよりもエモいことのほうが価値が高いのではないでしょうか。
最後に
今日は「ロジカルであることそのものには、あまり意味はない」というテーマでお話ししました。
僕は大人になってから、ずっとロジカルであることを鍛えてきました。
とんでもなく苦手だったので、いまだに全然ロジカルに分析したり、話するのは苦手です。
しかも、かろうじて鍛えてきたその能力は徐々に不要になってきています。
一生懸命エクセルを覚えて計算してきたKPIは、今はセールスフォースで簡単に出てきます。
何やら、PowerBIというものがとんでもない量のデータから必要なデータを取り出してくれます。
もう、これだけデータあったら、僕が普段やっているような簡単な仮説は中学生でも立てれるわ・・・って思います。
もしかしたらマネージャーや営業パーソンとしても、これからはロジックよりエモさが大切なのかもしれません。
ものを買うときも、応援したくなる人から買いたいなって僕自身が思ってますし。
これからは、もっとエモさを大切にしていこうと思います。具体的にはどういうことかはまだ言語化できていませんがw
では、また!
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