失敗の使い方 #1345
お元気ですかー?
今日は「失敗の使い方」についてお話ししたいと思います。営業の現場では、成功ばかりに目が向きがちですが、できる営業マンは失敗を「次の成功への踏み台」にする力を持っていると言われます。
人材サービス営業歴そこそこ(20年)の僕もそう思います。
失敗は悪いことじゃない
まず最初にお伝えしたいのは、失敗は悪いことではないということです。営業において失敗は避けられないものですし、それ自体が成長の種です。特に、人材派遣営業のような薄利多売・営業量勝負になりがちな営業は、断られることがデフォルトと言えます。
また、人間関係が深く絡む仕事では、成功パターンを見つけるには多くの試行錯誤が必要です。むしろ、失敗がゼロということは「挑戦していない」と捉えたほうがいいかと思います。
ただし、失敗をそのまま放置してしまうと、単なる損失や後悔で終わってしまいます。成長する営業パーソンは、この失敗を「使う」ことで、未来の成功につなげているのではないでしょうか。
失敗を振り返るステップ
僕は失敗ならかなりの数をこなした自信がありますw
そんな僕が思う、失敗を学びに変えるために、必要な振り返りについて具体的なステップを紹介します。
1. 何が起きたかを事実として整理する
感情を抜きにして、まずは何が起きたかを冷静に記録します。たとえば:
提案した条件がクライアントのニーズに合わなかった。
クロージングのタイミングを逃した。
相手の要望を正しく理解できていなかった。
ポイントは「主観を混ぜないこと」。 感情を挟むと、事実が曖昧になりやすいので、まずは冷静に「何があったか」を書き出しましょう。
この時は深読みしすぎず、事実をとらえるようにしましょう。
2. 何が原因だったのかを探る
次に、失敗の原因を考えます。これが一番重要なステップです。原因を見つけるときは、「自分にコントロールできること」に焦点を当てるのがコツです。
情報収集が不足していた?
準備不足だった?
言葉の通りに受け取りすぎた?
他人や環境のせいにするのではなく、自分ができた改善点を見つけることで、次の成功への具体的な道筋が見えてきます。
ここは、試行錯誤の回数が大切です。事実に対して、想像力を働かせながら原因を考えましょう。
3. 学びと改善策をまとめる
原因がわかったら、次にどうするかを決めます。このステップを飛ばしてしまうと、振り返りが形だけのものになり、失敗を次に活かせません。
次回は事前にクライアントの業界動向をリサーチする。
提案資料に具体的なデータを加える。
契約開始時やクロージング時に必ず不安や懸念をヒアリングする。
具体的なアクションプランに落とし込むことで、失敗を学びに変えることができます。
失敗から学ぶ姿勢が信頼を生む
失敗を上手に使う営業マンは、周囲からの信頼も得やすいです。失敗を隠すのではなく、「こういう失敗をしてしまいましたが、次はこう改善します」と素直に伝えることで、上司や同僚、クライアントからの評価が上がります。特に人材派遣営業では、派遣スタッフやクライアントとの信頼関係が命です。この姿勢が信頼を深める鍵になるのです。
良く見せたり、上手ない営業をすることよりも、信頼を得ることが一番大切です。
最後に
「失敗の使い方」というテーマでお話ししました。失敗を恐れず、むしろそれを活用して学びを得る姿勢が、営業パーソンとしての成長を支えます。そして、その学びを積み重ねることで、失敗を成功の種に変えることができるのではないでしょうか。営業は挑戦の連続です。失敗を恐れず、一つひとつを学びに変えていきましょう。
では、また!
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