駆け出し人材派遣営業の僕へ
今日のnoteは、「ありたい自分を見つけるマガジン」の4月のテーマ、
をきっかけに、「駆け出し人材派遣営業の僕へ」メッセージを書いてみます。
どうしても馴染めなかった
2007年、23歳の僕は、駆け出しの人材派遣営業でした。
20歳で大学を中退し、就職に苦戦するどころか、新卒でもないのにキャリアがないことで、応募できる企業すら少なく、何とか採用されたセールスドライバー的な仕事に２年半従事して、転職したところでした。
大学中退した時の僕には、ハローワークと求人誌という就職の手段しか思いつかず、すごく心細い思いをしました。その時の自分のような人の役に立ちたいと思って、総合人材サービスの今も勤務している会社へ入社したのです。
ところが、入社してすぐに僕は後悔することになります。トップセールスの先輩はお世辞にも尊敬できるとは言えず、「人がお金に見える」とか、「あの客はお金のにおいがする」とか言ってるし、丸一日中飛び込み営業を指示されて、求められてもないお客様の元へ押しかけては叱られるという毎日。
大学中退したころの自分のような人へ役立ちたいという想いについても、派遣スタッフにとってプラスだと思えない状況でも、一生懸命説得して派遣就業してもらったり、自分の未来を考えて正社員で就業することを希望した人へ口八丁手八丁で派遣就業を続けてもらうことが仕事と言っても過言ではない状況で、想いを叶えるどころか１８０度、違うという状況でした。
いっぱい傷つくけど、いっぱい楽しい瞬間がある
おいおい、どんな会社なんだよ！と思われますよね。すごく恥ずかしいのですが、多くの人材派遣の会社について、あの頃はその程度のモラルしか持ち合わせていたなかったように思います。（もちろん素晴らしい志の派遣会社もありました。）
入社してから半年間は毎晩、友達か両親に電話をかけては慰めてもらっていたのですが、その中で、母親から「そんなに納得がいかないなら、全力で納得いくように仕事してみたら？どうせ辞めたいなら、クビになっても構わないでしょ。好き勝手やって給料貰えるんだから最高じゃない。」という極論にも思えるアドバイスをもらい、それもそうだと従って、自分が理想的だと思うように仕事をしてきました。
そこから、上司に言われたノルマも気にせず、周りからの評価も気にせず、本質的に役立つと思えることだけにひたすら集中してきました。
どうしても派遣サービスで面接したい（違法です！）という大口のお客様を勝手に断って怒られたり、「キレイゴト」ばっかり言ってるんじゃないと揶揄されたり、何度も何度も、途中で自分勝手に仕事辞めている派遣スタッフが「今度こそ頑張りたい」と言えば１００％信じて、９０％期待通りにならず傷つく（あと僕が怒られるｗ）ということを繰り返したりしてきました。
ですが、全力で役立とうとする分、喜んでもらうことができたときは最高に楽しい瞬間もたくさんありました。
そして、年を経て、自分の経験値が上がり、時代も本質的なものを評価するように徐々に変わってきて、少し仕事しやすくなってきたな、なんて思ったりします。
あの頃の僕へ
駆け出しの人材派遣営業だった僕へ。
あの時、あなたが、自分の信じるとおりに仕事をしようと決めたことは、間違ってないです。
そもそも、子どものころから、妙に自己犠牲しがちなあなたは、何度も何度も傷ついてきました。そして、損得を考えずに与えることに集中しようとすればするほど、周りからは理解してもらえず、浮いてましたね。
仕事でもそうだったけど、ただ役立つとか、ただ与えるというのは損なんじゃないかと、先輩の真似をして偽悪的にふるまって、却って自分で傷ついたり、派遣スタッフの方を傷つけたり・・・やっぱり、計算しないで与えたいと思って、また浮いたり・・・を繰り返してきました。（不安定！ｗ）
そんなあなたにメッセージです。
実はね、計算しないで与え続けることは、あなたにとっては最も効率的で成果の出る生き方なんです。迷わなくていいです。
あなたに、Ａさんの「頑張りたい」は嘘で、Ｂさんのは本当だとか見極めたり、決めつけることはできますか？できないですよね。
だったら、ＡさんにもＢさんにも全力で出来ることをしてください。あなたじゃないと見つけられなかった才能に出会うこともあるでしょう。そして、どうしても縁がない方は、離れていくか、あなたがどうしても全体最適的な意味で世の中の役に立つために、手放さざるを得ないようになります。だから、安心して目の前の誰かのために全力を尽くして大丈夫です。
そして、それを、あなたの思っている期間よりも長く、ずーっと続けることができれば、賛同してくれたり、応援してくれる仲間ができたり、もっと真摯に目の前の誰かのために全力を尽くしている方を知ることができます。
今の僕は、悩んでた時間がもったいないなとすら思っています。（その葛藤も、成長のために必要なのかもしれないけど、）変に悩んで拗らせないでｗ、ただひたすらに初心を忘れないで、頑張ってほしいと思います。
最後に
「過去の自分に伝えたいこと」ということで、最後は手紙形式にしてみました。なんだか思ったより恥ずかしい気持ちになりましたｗｗ
でも、書いた後も素直に、あの頃の自分に伝えたいなぁと思いました。
では、また明日！
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