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【#1084】当事者意識の持ち方

お元気ですかー?

今日のnoteは「当事者意識の持ち方」というテーマです。

〇〇意識を持つのは難しい

昔から思っているのですが、「〇〇意識」を持つのって難しいですよね。

特に、当事者意識を持つのは難しいです。

そもそも「〇〇意識というのは」〇〇が良い状態になっていないから持つべきものです。

環境意識、健康意識、節約意識、安全意識など、〇〇を良い状態にするというニュアンスで使いますよね。これは何とか理解できる表現です。

難しくなるのは「〇〇意識を持て!」と表現するような、高低や良し悪しではなく、状態や名詞で表現される〇〇意識です。例えば、被害者意識、エリート意識、当事者意識などです。

エリート意識を持とう!と思っても、エリートじゃないんだから無理だし、被害者意識を持て!なんて言われないし、その辺りはむしろ「持つな」という意味で使われます。

そして、当事者意識はその類の中で、唯一と言っても過言ではないですが、その状態の意識を「持て」という意味で使われます。よく言われますよね。「当事者意識を持て」って。

でも、これは本当に難しいのです。だって、当事者じゃないから持てって言われるけど、実際問題として当事者じゃないんですから。

当事者意識を持つ方法

それでも、会社員なら一度は言われたことがあるのではないかというくらいに、当事者意識を持つことを僕らは求められます。自分でもできれば当事者意識を持って仕事したいと思うものです。

どうしたらいいのでしょうか。

僕が考える当事者意識の持ち方は3つあります。

当事者になる

一つ目は、「当事者になる」ことです。

出ました!当たり前!僕は、当たり前のことを大声で言うことには、定評があります。

当たり前を大声で言いたい理由を説明します。

いかに3つの例文があります。

①環境が良くないから環境意識を持つ。

②被害者でもないのに被害者意識を持つな。

③当事者でもないのに当事者意識を持て

・・・!
③の「状態✖️持て」だけがめちゃくちゃ厳しいですよね。

ここから導き出される答えはただ一つです。

これ、日本語が間違っているのではないでしょうか。

当事者というものは意識を持つものではなく、「なる」ものなのでは?

単純に、「当事者になれ。」もしくは、「当事者であれ。」で良いのではないでしょうか。

そう思ってからは、僕は当事者であろうとするようにしていますが、当事者意識を持とうとするよりも取るべき言動もはっきりしますし、その方がお勧めできます。

当事者意識を持たなくてもいいので、当事者になりましょう。

余裕を持つ

二つ目の方法は「余裕を持つ」ことです。

一つ目では当事者になれと言いましたが、そもそも当事者であるのに、文字通り当事者意識が足りないということもあるはずです。

それは、ほとんどの場合、余裕がないことに起因します。

DA PUMPのISSAさんが言っていました。

「僕らは地球人 同じ星(ふね)の旅人さ」と。

だけど、仕事、子育てで手一杯の僕は、USAや地球の裏側に対して、何か行動することはありません。思いを馳せることすら稀です。

これは、僕が思うに、時間とお金の余裕がないからです。

神に誓いますが、100億円持っていたら、僕だって地球のためにも使います。・・・たぶん。

自分が持つことができている余裕の分だけ、当事者としていられるのではないでしょうか。

無理に当事者としての意識を持とうとするより、当事者として振る舞える分の余裕を作り出すよう意識しましょう。

楽しむ

そして、三つ目の方法は「楽しむ」ことです。

人生を楽しみましょう。色々経験して、知って、気づき、自分が変化することに喜びを感じましょう。

僕は、「もう、なんでもいいやー」ってやぶれかぶれになっていた時期がありますが、その時は自分の人生にさえ、当事者ではありませんでした。何にも興味なく、ただ時間を浪費していただけです。

自分の人生の当事者にもなってない人が、組織や社会、地球の当事者になることはありません。

人生を楽しみましょう。

当事者の範囲を広げていく

こう考えると、当事者としての範囲を広げていくのは、すなわち成長だと思いませんか?

色々な意見はあるでしょうが、SDGsなんて意味あるの?って言っている人より、次の世代のために地球の未来を考えている人の方が成熟しているように感じます。

自分の家族だけではなく地域を、地域だけでなく社会を、社会だけではなく国を・・・そうやって広い範囲の当事者として振る舞える方が素敵だと思うのです。

そして、僕の価値観では、当事者として広く貢献できた方がその人生は豊かであると感じるのです。

きっと僕らが勉強したり、物事を知ったり、社会と接点をもったりして生きていくのは、それが効率的だったり効果的だったりする以外に、当事者の範囲が広がっていくことが、楽しくて素敵なことだからなのではないでしょうか。

僕は、できるだけ、当事者になりたいと思います。みなさんは、どうですか?

最後に

今日は「当事者意識の持ち方」というタイトルで、当事者意識を持つためのポイントをお話ししました。

「当事者意識を持たせる」っていうのは高飛車だと思いますが、「当事者意識を持ってほしなー」ってマネージャーが思った時にはこの逆で、意識を持ってもらうのではなく、いかに当事者になってもらうかを考えていくといいと思います。

では、また!



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