見出し画像

嫌なヤツになるメリット

こんにちはー!
今日のnoteは、嫌なヤツになるメリットというお話です。


呪いなのかシステムなのか、自ら望んで嫌なヤツになるのか

昨日のnoteで↓嫌なヤツが世襲制に見えるくらい再生産されているというお話をしました。

ここで言う嫌なヤツとは、取引先に横柄な顧客の担当者や、部下に強烈にマウンティングしてきたり、重箱の隅をつつくような指導をする上司のことです。

誰しもが若い頃は、なんであんなに嫌なヤツがいるんだ・・・!と思ったに違いないのに、気が付いたらその若者も、嫌なヤツになるという再生産が行われていませんか?
という内容でした。

世襲制のようにも、何かの呪いのようにも、そういうプログラムがされているか(コミーさんが昨日くださったコメントのように)のようにも見えるこの現象は、何なのでしょうか。

世襲制やプログラムではないとすると、嫌なヤツになるメリットが大きくて、自ら嫌なヤツになっていると考えるのが自然なように思えます。

今日は、自ら嫌なヤツになっているという仮説を前提にして、嫌なヤツになるメリットを考えてみます。


嫌なヤツになる3つのメリットと1つのゴール

実は、昨日からずっと、嫌なヤツになるメリットを考えていました。
子どもと遊びながらも頭の片隅では嫌なヤツになるメリットを考えてしまうくらい、僕にとって、すごく気になる題材だったのです。

メリット①自己肯定感が上がる

そんな中、僕的に一番納得感のあった仮説がコチラ!↓
「自己肯定感が上がる」
というものです。

仮に、仕事があんまりできなくて、目に見える成果を出すことができない人がいるとします。
普通にしていたら、自己肯定感は下がり、自信はなくなっていきます。

でも、(立場の弱い)取引先に上から目線で圧力をかけたり、部下にマウンティングしたり、立場に物を言わせて無理をさせれば・・・その相手が自己肯定感が下がって苦しむのと引き換えに自己肯定感が高めることができます。

正直、リーダーになりたてで実績がなかったとき、必要以上に(必要なことはほとんどない)若手のメンバーをいじったり、強い指導をしてしまったことがある僕の感覚がこの説の根拠ですw(n=1)

仕事ができる人やマネジメント力がある人、常に学び、アップデートしている人には全く理解できないと思うのですが、長時間働いたり、仕事する振りならできても、本当に学びや努力をしたことはなく、偉そうにしている割に大した実力がない人(僕のような)にとっては、嫌なヤツになることは、非常に甘美なものなのです。
いや、それどころか、嫌なヤツになることでチューニングしないと、実績も実力もないから、自己肯定感が下がり続けてしまいます。


メリット②自信が持てる

これも、実績も実力もないということが前提となります。
一部の素敵な会社エクセレントカンパニーを除いて、おそらく世の中のマネージャーのポストに対して、マネージャーとしての実力がある人の数は不足しています。
そうすると、この人はマネージャーの素質と能力があり、学んでいるから・・・という理由以外でマネージャーを選ぶ必要が出てきます。

そのときのポイントになるのが、「自信があり気に見えること」です。
実績も実力もないのだから、とりあえず自信がありそうな人をマネージャーに選ぶくらいしか選考基準がないのです。

・・・言いすぎですかね?w
偏見強めですけどw、僕が20年近く会社員をしている感覚だと、言っている内容ではなく、声がでかいヤツや自信ありそうなヤツが出世するというのは1つの(イケてない会社の)真理だと思うのです。


③相対的に評価を得ることができる

そして、僕の想像する3つ目のメリットは、
「相対的に評価を得ることができる」
というものです。

これは想像すると暗い気持ちになるのですが・・・
実力も実績もない人が評価を上げようとすると、周りの評価を下げることで相対的に評価を上げるという方法が考えられます。
・・・というかそれくらいしか、方法がないと思います。

例えば、実力がある部下や後輩に、重箱の隅をつつくような指導をしたり、意味もなくいびってみたり、嫌な感じのいじりをしたとます。そして、その部下や後輩はその人に従ってくれました。
すると、その人の上司からしたら、実力がある部下や後輩が従っていることで力があるように見えますし、場合によってはその人のマネジメントやリーダーシップが結果に繋がっているように見えるかもしれません。

副作用として、実力がある部下や後輩であればあるほど、そんな環境に嫌気がさしてやめていってしまいますが、それもその人にとっては、悪いことではありません。
なぜなら、将来自分の立場を脅かす優秀なメンバーが減り、やはり相対的に自分の評価を上げていくことが可能だからです。

うまくすれば、(自分のせいではないのに)優秀な部下が辞めてしまい、その中で懸命に努力している自分・・・みたいなアピールができることでしょう。


ゴール=出世

僕が妄想したメリットのうち、納得感があったものトップ3を発表しました。
何となく嫌な気持ちになるとともに、自己肯定感や自信や評価のために、何も立場の弱い人を攻撃する必要はないだろう・・・?
と思った方もいるのではないでしょうか。(僕はそう思いました)

ここで、そこまでしてしまう、1つのゴール(=目的)が見えてきます。
①自己肯定感が上がる、②自信が持てる、③相対的に評価を得ることができるというメリットを得ることができると
「出世しやすい」
のです。

まさに、出世というものをゴールに据えるために、嫌なヤツは再生産されているのです。(どおりで、管理職ほど嫌なヤツが多いわけだ!←偏見)

先ほども、世の中のマネージャーのポストに対して、マネージャーとしての実力がある人の数は不足していると言いました。

マネージャーを任せるに足る人材がいない普通の会社では、他人を攻撃して嫌なヤツになれば、出世できるのです。
嫌なヤツになることで、優秀な人を手なずける、なんなら辞めさせる。そして、自己肯定感は爆上げし、実力も実績もなくても自信を持って行動ができる・・・すると、実力や能力、努力以外で出世が決まる、ポストに対してできる人が不足している会社はその嫌なヤツを出世させてしまうのです。

嫌なヤツが多く出世している会社は、マネージャーの実力がある人材が少なくて、適当にポストに付けているのかもしれません。採用力と人材の抜擢の仕方を見直していくと良いかもですね。


マネージャーほど嫌なヤツが多いとか、仕事以外ではいいヤツという説までも説明できてしまう

今日一日、ずっと嫌なヤツの再生産問題を考えて、そして僕が作り上げた、偏見だらけの理論を披露させていただきました・・・!

嫌なヤツになれば、実は出世しやすいため、若い頃は「どうしてあんなに嫌なヤツがいるんだ・・・!」と思っていたのに、ミドル層になるにつれて自分自身が嫌なヤツになってしまうという理論です。

この考え方でいけば、マネージャーほど嫌なヤツが多いという僕の偏見や、嫌なヤツなんだけど、「嫌な人じゃないんだけどね。」と言われていたり、プライベートではいい人だったりする現象の説明もできてしまいます。

何の根拠もない話なんですけど、意外と当たらずとも遠からず的な妄想ができたように感じます。

最後に

僕は実力も実績もありません。
そして、ある時から出世よりも貢献を大切にしようと思ってから、嫌なヤツになる呪いから逃れることができたように感じます。

でも、会社員である以上、出世することを目指すのも、とても自然な想いです。社会貢献しようとすれば、出世が手段になることもあるでしょう。


簡単に自己肯定感が上がったり、自信が持てるとう魅力に負けて、嫌なヤツになってしまわないように気を付けたいなと思います。

では、また!



転職エージェントや人材派遣会社へ就職してお悩みがある方、これから転職を考えている方、どちらでもない方、ご質問やご相談はこちら↓へお願いします。

※無料で全力でなんでも答えます。

僕のキャリアやビジョンをインタビューしてくださった記事↓

オープンチャット「人材派遣営業の駆け込み寺」を始めました!

人材派遣営業の駆け込み寺↓

関連記事↓


いいなと思ったら応援しよう!

櫻井 諒|あえて今の仕事を選んでいる人を増やす
サポートいただいた分は、人材派遣で働く人のサポート、人材サービスで働く方のサポートの活動に使います!必ず、世の中の役に立てますね。