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今日が一番若いなんて、気にしない
今日のnoteは、「今日が一番若くて何をするにも遅すぎることはない」という言葉に、何だかモヤモヤしていた僕が、自分なりに整理できたお話です。
今日が一番若くて可能性に満ちている
何かを実現したくなった時、何かの夢を持った時、「もう、この歳になったら無理だよ」と考える人もいるかもしれません。
そんなときは、5年前の自分を思い出してみてましょう。確かに若くて可能性の塊ですよね。でも、その当時、自分のことを『もう歳』だって思ってましたか?
そう、今あなたが何歳であろうと、今日があなたのこれからの人生で一番若いし、一番可能性に溢れているのです。〇〇歳から××を始めた人もいます。歳だからできないなんてことはないのです。
・・・何となくよく聞くパターンの「今日が一番若くて可能性に満ち溢れている」という話です。毎回、このような話を聞くたびに僕は感動して、その通りだな!って思って勇気が湧いてきます。
ちなみに僕が一番好きなのは澤円さんの以下のエピソードです。
十数年前、アメリカの展示会を視察した時に宿泊していたホテルのスターバックスで、澤氏は年配の韓国人女性に話しかけられた。よくよく話を聞いてみるとその女性は、60歳のときに夫が亡くなられたのを機に一人で生きてみようと思い立ち、「日本語を覚えればハリウッドの土産物屋で働けるのでは」と考え、小学校で日本語を勉強したのだという。そうして数年、澤氏に話し掛ける頃には、すっかり日本語が上達していた。
「彼女の話を聞いて、年齢を言い訳にするのはやめようと思いました」
↓インタビューより引用。
今日が一番若いからこそ、悩む
一方で、仕事の中で求職者の方や派遣スタッフの方と話すと、今日が一番若いが故に悩んでいる人がいます。
「今、35歳のうちに、正社員に転職したい。でも、現実は子育てとの両立が・・・それに、バリバリと働きたいかと言われると・・・」
「50歳になる前に、チャンスがあるなら営業ではなく学生時代の専攻を活かした仕事に転職したい!でも、今までの営業のキャリアを捨てると給与が下がるだろうし、今から未経験として若手と競うのも、ちょっと・・・」
どの方も、今日が一番若いことを意識しながら、すごく悩んでいます。可能性に満ち溢れているはずなのに、なぜ悩んでしまっているのでしょうか。
と、そんなことを言いつつ、まさに30歳を過ぎたころに、僕も同じような悩みを抱いたことがあります。それは
「30代前半のうちに、もっとシビアで成長できる環境に身を置いたほうが良いのではないだろうか。上京して、一からチャレンジしてみようか・・」
というものでした。
ちょうどそのころ、僕は北陸にいて、上京する友だちや、スタートアップ企業で働いていてすごくイキイキしている先輩や、実際に転職して挑戦する友だちが増えた時期でもあり(しかも優秀な人ほど動く!)、かなり真剣に悩んでいました。
上京する・・でも・・・いや、少しでも若いうちに・・・・IT企業に・・・・でも・・・・
とモヤモヤと堂々巡りしていました。
他人のモノサシで測っている
半年くらい、悩みながら過ごしていたのですが、結果的にこの悩みは、1つのきっかけでスッキリ解消できました。
それは、所属している会社の先輩に、飲みながら相談した時に言ってもらえたこの質問です。
「そもそも、お前は、何をしたいの?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・僕が、何を・・・・・・・したいか・・・?
えっ・・・・・?いや・・うーん・・・
はっ!!
僕、何もしたくないww
今の仕事で、少しでも貢献したいし、実力をつけていきたいだけ。それに、彼女もいるし、引越しとかしたくないww(僕もたまには彼女がいます)
それなのに、少しでも若いという理由で何かをしないといけないと思い込んで、周りの「上京したほうが成長する」「これからはIT企業」みたいな価値観を羨んで、勝手にそうしなきゃいけないと悩んでいただけでした。
自分の価値観を向き合う
今、少しでも若いうちに・・と悩んでいる求職者の方も、「正社員で働いたほうが良い」「成長産業で働くべき」と言った、自分の外側の、他人の価値観で悩んでいるように感じます。
そもそも本当は、育児や働き方の希望から、正社員ではないほうが希望だったり、今の仕事にやりがいがあったり、やりたい仕事以上に家族のためにも待遇が最優先だったり。(だって、今日が一番可能性に満ちていることに気が付いていて、本当にやりたければ悩む必要がないんですから)
「やりたいことがあるなら、躊躇する必要はない」という考えのはずが、いつの間にか、「少しでも若いうちに何かをしなきゃいけない」という考えになって、不必要に悩んでしまうこともあるんだと気が付いて、僕はすごく楽になりました。
それ以来、
まず自分の中から、やりたいことが出てくる➡今日が一番若いんだから、やりたいことはすぐやる
という順番で考えるようにしています。
すると、モヤモヤと悩むことが減って、今その瞬間に集中して取り組めるようになるポジティブな変化もありました。
最後に
ある看護師が末期患者と接する中で、「人生で一番後悔していることはなにか?」と聞いたとき、トップ5の回答は以下のものだそうです。
1.他人が望むような生き方でなく、自分らしく生きればよかった
2.一生懸命働かなければよかった
3.自分の気持ちを正直に言えたらよかった
4.もっと友達と連絡を取ればよかった
5.もっと自分を幸せにしてあげればよかった
答えは自分の中にある。
自分が心の底からやってみたいことに対して、年齢や環境を言い訳にするのはやめて、でも無理やりやりたいことを作ろうとして悩むのもやめて、自分の中の「らしさ」に向き合って過ごしていきたいなと思います。
では、また明日!
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