見出し画像

冷暖自知という言葉が好き #1261

お元気ですかー?
今日は僕が大好きな禅語、「冷暖自知」についてお話ししたいと思います。禅の言葉って妙に難しい語感で好きですw


「冷暖自知」とは?

「冷暖自知」とは、「器に入っている水が冷たいのか、温かいのかは、見ているだけではわからない。実際に飲んでみるか、手を入れてみて初めてわかる」という意味の禅語です。考えたり情報を集めたりするだけではわからないことが多い。だからこそ、「まずは動いてみよう」というメッセージが込められています。

これって、営業やビジネスの世界でもそのまま当てはまりますよね。「実際にやってみないとわからない」ことばかり。データを見ているだけでは市場の温度感も顧客の本音もわからない。だから、僕はこの言葉を常に心に留め、行動を最優先にしています。なんと営業職にぴったりな禅語なのでしょう!
一言でいえば、「とにかく、やれ!!」です。

情報に頼りすぎる危険

最近は、リアルタイムでデータが取れるようになりました。営業のKPIも数字で全部見えるし、顧客のニーズや市場動向もネットで検索すれば簡単に情報が手に入る時代です。でも、その情報だけで全てをわかった気になってしまうと、大きな落とし穴が待っています。

SFAやCRMの情報だけで、顧客体験は想像できているでしょうか。僕はそうは感じません。
むしろ、営業を受ける側になるたびに、「この商談は、会社にはなんと報告されるのだろうか・・・僕のモヤモヤはこの営業には伝わっていないよな・・・」って思います。
数字はバーチャル情報ですし、報告は担当の眼鏡を通じた内容です。数字や報告書だけでわかったつもりになっていると、誤った判断をしてしまうことも多々あるのではないでしょうか。いや、現場の声を聞いて判断しても、バーチャル情報をもとに判断しても誤ってしまうかもしれません。でも、だからこそ、僕は、現場に足を運び、直接の声を聞くことを大切にしていますし、していきたいと思います。

行動が全てを教えてくれる

そして何より、ビジネスだけでなく、日常生活にこそ、「冷暖自知」は当てはまります。たとえば、新しいスキルを学びたいと思ったら、本を読むだけではなく、実際に試してみることでその本質が理解できることが多い。失敗して初めて学べることもたくさんあります。自分自身の成長も、行動から生まれるものです。自分で仕事したいなーって思いながらひたすら勉強するくらいなら、週末に自分でビジネスを立ち上げてみちゃったほうがいいし、新しい趣味が欲しければ、いろいろ試してみるのが一番です。(いや、僕は趣味ないんですけどねw)

noteもとりあえずやってみたら1200記事以上書いちゃいましたw
多分ですが、1200も書いていれば、最初の頃より上手になっているのではないでしょうか。

営業も、日常生活も、失敗しながらうまくいく方法を見つけていくほうが圧倒的に手触りがあるし、成長も早いように思います。。「考えるより先に動く」。これが最も実感を持って理解し、成長できる方法です。


冷暖自知の精神をビジネスに活かす

この「冷暖自知」をビジネスにどう活かすか。僕は常に、「やるかやらないか」を迷ったら、「やる」を選ぶようにしています。考えるだけではなく、行動して初めて道が見えてくるし、変化を感じ取れる。特にリーダーやマネージャーは、現場を知ることで初めて的確な指示や戦略を立てることができます。何より、迷ったということは、おそらくは「どっちもどっち」ということ。常に行動する法を選んでおけば、現場や現実の温度を知ることができます。
特に人材サービスは無形商材で、でもそこには確実に生きた人間が生活し、仕事しています。僕はそんな人材サービスが、働き手の声を聞くこともなく、現場を見ることもなくデータと情報だけで意思決定しているのを見ると、強い違和感を感じます

最後に

「冷暖自知」の教えは、行動によってしか得られない本質を追求することを教えてくれると僕は考えています。あと、語感がなんか好きです。どや顔で言ったら大体の人は知らないという欠点がありますが、皆さんも使ってみてくださいw

では、また!


派遣で働く方、正社員という働き方に悩む方、派遣会社や人材サービス企業に入社して悩んでいる方、ご質問やご相談はこちらへお願いします。※無料で全力でなんでも答えます。

お問い合わせ | note(ノート)
オープンチャット「人材派遣スタッフの駆け込み寺」(匿名&出入り自由)
オープンチャット「人材派遣営業の駆け込み寺」(匿名&出入り自由)
公式LINEで個別連絡が可能です(無料オンライン相談、有料記事プレゼントがついてきます)


いいなと思ったら応援しよう!

櫻井 諒|あえて今の仕事を選んでいる人を増やす
サポートいただいた分は、人材派遣で働く人のサポート、人材サービスで働く方のサポートの活動に使います!必ず、世の中の役に立てますね。