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【#1033】子どもの嘘は大人にバレるし、ピヨピヨビジネスパーソンの嘘もバレる
こんにちはー!
今日のnoteは「子どもの嘘は大人にバレるし、ピヨピヨビジネスパーソンの嘘もバレる」というお話です。
浅はかな嘘は1000%バレる
最近、とても考えさせられることがありました。
ざっくり説明すると、『あるサービスを購入しようとして、各社から提案をしてもらい、申し込みをするという直前で「実は値段が上がりまして・・・」とメールが来た』というものです。
口頭ではあったのですが申込の意思は伝え、金額は提案書に明示されている状態で値段が変更されました。しかもそれがメールで簡単に連絡が来たことにとても驚きました。
「契約書の取り交わしがまだなのだから、こちらの都合で値段変わるのは問題ないでしょ?」と言われているように感じました。
また、実際問題として会社でのサービス購入だったので、このあり得ないタイミングで値上げされるのは僕がちゃんと仕事をできていないと思われるのではないかと不安になりました。(すでに稟議申請は行った後の値上げ)
明らかに顧客である僕に負担がかかっていることも疑問ではあったのですが、僕はこの時点で思っていました。
「営業が何かミスして、それを誤魔化しているな・・・」と。
なぜなら、提案&口頭申込のあとで(何も言わずに)値上げするなんてことを、まともな会社はやらないからです。
それにしても、メールでなんとかなると思うものだろうか?と思いつつ、僕の方から電話したところ、案の定、「最初の提案の時に昔の提案書を持っていってしまい、金額が間違っていました」とのことでした。
その電話の中で、
「このタイミングで値上げなんてあり得なさすぎると思っていたし、浅はかな嘘で乗り切ろうとされたことで信頼関係を大きく損ねてしまっている」
という話をしていたのですが
「まだ契約前でしたので・・・」
「提案書間違えてすみませんでした・・・」
と繰り返しており、僕の話は全く伝わっていない様子でした。
※僕は金額が変わったことを怒っているのではなく、浅はかな嘘を咎めている
「僕は怒っていないし、金額が上がることを咎めるつもりもない。ただ単にこれから僕とあなたが気持ちよく一緒に仕事するにあたって大切なことを話している」
「あなたは誤魔化せていると思っているかもしれないが、バレない限りは自分の責任にならないように、少しずつ嘘をつきながら話しているのはもう分かっている」
そう強く何度も伝えて、やっと少し、相手の営業パーソンに伝わったように感じました。
この体験の中で、「これって、子どもの嘘が大人にバレバレなのと同じ構造だな・・・」と僕は思いました。
浅はかさに気が付かないことが怖い
それと同時に、浅はかな嘘をつかれたことに悲しさを感じつつ、自分も昔、同じように誤魔化していた時期もあったことを思い出してゾッとしました。
きっと、今回の僕のようにわざわざ指摘しなかっただけで、お客様にはバレバレだっただろうなと思います。
僕の娘がジュースをこぼしたのを誤魔化しても、1000%バレてしまうように、それでもバレないのではないかとさらに誤魔化す姿をみて苦い感情になるのと同じように、ピヨピヨビジネスパーソンの嘘は、大人ビジネスパーソンにバレていたはずです。
そして、この現象の最も怖いところは嘘ついたり誤魔化している側は全力で本気ですから、バレていると気が付かないことです。
非常に浅はかな行為なのに、その浅はかさを客観視できないのはとても恐ろしいことだと感じました。
戦闘力をつける
子どもの嘘と同じで、僕たちは浅はかな嘘をついている時に気がつくことができない・・・
この事実の中で、営業パーソンはどう振る舞えば良いのでしょうか。
僕は2つの方法があると考えています。
1つめは、「戦闘力をつける」という方法です。
子どもの嘘がバレるのも、営業の誤魔化しがバレるのも、基本的には相手の方が格上?だからです。
大人の方が想像力や推定力や経験が子どもよりはるかに高いため、子どもの嘘を見抜くことができます。
どんな言い訳をされても、絨毯が濡れていればこぼしたと気がつくし、ティッシュがバラバラになっていたらイタズラしたと気がつきます。
同じように、営業パーソンの嘘も、相手の想像力や推定力や経験が高いために誤魔化せていると思ってもバレてしまっています。
冒頭の例で言うと、ある程度ビジネスをしてきた僕からすれば、申込の直前に理由も説明なく値上げになる時点で「なんかおかしいな・・・」とバレるわけです。
この差を表現する言葉をここでは戦闘力とさせていただきました。すなわち、経験、知識、想像力を身につけて、常に相手よりも先を見通すことができれば、浅はかな嘘はつかなくなるのではないかということです。
そもそも誤魔化さない
そして、2つめの方法は「そもそも誤魔化さない」ということです。
・・・まぁ、それができたら苦労はないのですが、「ワンチャン、バレないのでは?」とか「少しずつ小出しに説明して、バレてなさそうだったら誤魔化そう」みたいな発想をやめて、誤魔化したいことこそバレているという前提で振る舞うことが根本的な解決になります。
伝える必要のない事実もありますし、相手のために嘘をつくことが1000%ないと言うのは現実的に(営業職かどうかは関係なく)難しいと思います。あくまで、「自分のための嘘はつかない、自分のために誤魔化さない」と考えるのがいいと思います。
これは、戦闘力をつけるよりも確実に浅はかな誤魔化しを減らすことができますし、おそらくはその方が営業パーソンとしても売れると思います。
胸を張ってお勧めしますので、一緒に「誤魔化さない、まっすぐな営業」を目指していきましょう。
最後に
今日は「子どもの嘘は大人にバレるし、ピヨピヨビジネスパーソンの嘘もバレる」というテーマでお話ししました。
僕も営業経験20年にして、未だにピヨピヨ言ってますので、いつも誠実な営業パーソンでいられるように、誤魔化したい気持ちに流されないように取り組んでいきたいと思います。
やっぱり、傾向としては若手営業にありがちなので、常に誠実に振る舞うことができれば、それだけで周りの同期と大きな差別化ができるかもしれませんよ!
では、また!
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